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ソーシャルワークの理論と実践 の商品レビュー

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2018/12/16

福祉系分野における研究者と現場従事者の間の学術的連携は、必ずしも上手く構築されているとは言えないのが現状である。ソーシャルワーク、引いては社会福祉全体の発展を願うならば、本書のタイトルにあるような理論と実践の循環的発展という視点は極めて重要なメッセージを帯びてくる。評者のような一...

福祉系分野における研究者と現場従事者の間の学術的連携は、必ずしも上手く構築されているとは言えないのが現状である。ソーシャルワーク、引いては社会福祉全体の発展を願うならば、本書のタイトルにあるような理論と実践の循環的発展という視点は極めて重要なメッセージを帯びてくる。評者のような一介の実践家にとっても大変学びの多い書であった。 三部構成の各章いずれも示唆に富む内容だが、最後に収録されている座談会の部分も興味深い。また、現場に身を置く研究者、本書でいうところの「プラクティショナー・リサーチャー」は理論と実践とをつなぐキーパーソンであると考えられ、その養成の重要性を説く編者の見解には目が醒める思いであった。 近年の福祉パラダイムに照らし、福祉施設を運営する各法人の経営意思決定者は、加算に直結する職員の法定資格取得や研修受講だけでなく、中長期的視点から職員の学位取得や関連学会での研究発表ついても積極的に後押ししていく姿勢が求められるていると思えてならない。多職種連携による地域包括ケアシステムを推進していく観点からも、今後ソーシャルワーカーやケアワーカーによる「実践の科学化」志向の醸成は不可欠ではないだろうか。

Posted byブクログ

2018/11/30

高いので悩んだが…そうそうたるメンバーによる直球勝負のタイトル.最新の理論と運用について勉強させてもらう.

Posted byブクログ