ランクA病院の愉悦 の商品レビュー
海堂さんの短編は初めて。 とても読みやすい医療短編小説。SF的なものもあれば、まさに医者ならではの作品もある。渡辺淳一氏以来の医療小説好きとしてはたまらない。 ガンコロリンは最後の部分のために弓矢を引いた、星新一氏のような作品で良作だった。ガンコロリンから題名が変わったのはなにか...
海堂さんの短編は初めて。 とても読みやすい医療短編小説。SF的なものもあれば、まさに医者ならではの作品もある。渡辺淳一氏以来の医療小説好きとしてはたまらない。 ガンコロリンは最後の部分のために弓矢を引いた、星新一氏のような作品で良作だった。ガンコロリンから題名が変わったのはなにか理由があるのだろうか。
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昔よく読んだ海堂尊作品だが、最近ご無沙汰していたところ、TVドラマを観て、久しぶりに読んでみようと手に取った。 息抜きがてら、医療界への警鐘がてら、軽い気持ちで短篇を書いてみた、という感じの5作品。 筒井康隆風? ガンコロリンのオチは怖くて笑えない。一度失った能力(この作品で...
昔よく読んだ海堂尊作品だが、最近ご無沙汰していたところ、TVドラマを観て、久しぶりに読んでみようと手に取った。 息抜きがてら、医療界への警鐘がてら、軽い気持ちで短篇を書いてみた、という感じの5作品。 筒井康隆風? ガンコロリンのオチは怖くて笑えない。一度失った能力(この作品では外科手術)は二度と獲得出来ない、出来たとしてもものすごくコストが掛かる。能力継承問題はこれからいろんなところで顕在化するのだろう。
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最初の2つがとても面白かった!かなり笑えました。あとの方が好みに合わなかったので、星が1つ減りました。
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病院小説の短編集。表題の小説は最後に掲載されていますが、空想の話でありながらもなぜかいつかは起こり得るのではないかと思ってしまう話でした。ガンコロリンの話も災害の地に速水が派遣される話も、フィクションだけど今の日本の医療に関して考えさせられる話でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
軽くて重い五つの短編。 ・「健康増進モデル事業」、「ガンコロリン」、「ランクA病院の愉悦」の三篇は聞き馴染みのある名前を借りながら、ちょっと先の医療とのつきあい方が書かれた半フィクションで半ノンフィクションのようなお話。 ・「緑剝樹の下で」、「被災地の空へ」はファンに向けたお話。前者は一人の外科医が繋げた命。そしてその命は彼らに託された。後者は一人の医師の成長と被災地で医者が出来ることは?を描いている。 一応桜宮シリーズなので、時系列的には『極北ラプソディ』を読んだ後ぐらいに読むと楽しめる。読んで良かった一冊。
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軽めの小説 かかった時間 2時間くらい チームバチスタの海堂尊の古い作品。医療短編集で、読めなくはないがすごく面白いかと言われれば微妙。 東日本大震災の話で、エリート系医者の価値観が変わる話はまあよかったかな。
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短編じゃなくってもっとじっくり長く読みたい!ってなった 経営面や、医師の中でも自分の得意とする分野の生き残りなど、病院の在り方とかを考えさせられる本でした
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海堂尊のお茶目なところを楽しんだ。長いものに巻かれながら、内部告発的な愉悦 「診断ミスがあっても訴えません」とバリアを張って「貧乏人は死ね」 能天気なお気楽ランクC海堂先生 頑張って!私はあなたのファンです
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医学小説短編5作 医師としての皮肉をたっぷりふくんだ作品が面白い。 「健康促進モデル事業」は、いかにもありそうな感じ。 「ガンコロリ」の恐ろしい結末も、現実にあってもおかしくない。
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初期の筒井康隆(というか その影響を受けたかんべむさし)作品っぽいギャグものと、おなじみ桜宮サーガ派生のシリアスものが交互に並んでる( ´ ▽ ` )ノ いちおう医療短編つながりではあるけれど、なんかまとまりに欠ける感( ´ ▽ ` )ノ どれもこれもオチがいまいち( ´ ...
初期の筒井康隆(というか その影響を受けたかんべむさし)作品っぽいギャグものと、おなじみ桜宮サーガ派生のシリアスものが交互に並んでる( ´ ▽ ` )ノ いちおう医療短編つながりではあるけれど、なんかまとまりに欠ける感( ´ ▽ ` )ノ どれもこれもオチがいまいち( ´ ▽ ` )ノ してまた、ムダが多い( ´ ▽ ` )ノ 「ガンコロリン」の博士の言語障害、「被災地の空へ」の2医師の確執、「ランクA」の主人公のペンネームネタ……すべてムダ。枚数稼ぎ?( ´ ▽ ` )ノ 投げやりな「あとがき」がじつに印象的( ´ ▽ ` )ノ 自分でも書いてるとおり 飽きっぽいDr.カイドは、作家であることじたいにも飽きちゃったのかな?( ´ ▽ ` )ノ 2019/02/24
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