牛姫の嫁入り の商品レビュー
2017.7.12 読了 女忍びのコウと 守市に課せられたミッションは 重姫をさらってきて 依頼者の放蕩息子(黒光)と 見合いをさせること。 重姫は 幻の姫と言われるくらいの美人とのウワサ。 ここ10年くらいは 引きこもっていて 世間では 顔を見たものはいない。 無類の女...
2017.7.12 読了 女忍びのコウと 守市に課せられたミッションは 重姫をさらってきて 依頼者の放蕩息子(黒光)と 見合いをさせること。 重姫は 幻の姫と言われるくらいの美人とのウワサ。 ここ10年くらいは 引きこもっていて 世間では 顔を見たものはいない。 無類の女好きの黒光なら、嫌がらず すんなりいくだろう、との思惑。 これで 家も安泰。。。 コウが重姫のもとへ向かうも 重姫は。。。 安心して読めた。 悪い人が出てこないし。
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第32回城戸賞(知らないけど)~三日月村で育ったコウは女忍者。しかも派遣の。相棒は守一という細工だけが得意なダメ忍者。仲間思いの凧使いオオタカから一緒に抜けようと誘われて決心がつかず、表祐筆の加納光政から下妻藩藤代家の重姫と嫡男・黒光との誘拐見合いを依頼される。藤代家に忍び入り見...
第32回城戸賞(知らないけど)~三日月村で育ったコウは女忍者。しかも派遣の。相棒は守一という細工だけが得意なダメ忍者。仲間思いの凧使いオオタカから一緒に抜けようと誘われて決心がつかず、表祐筆の加納光政から下妻藩藤代家の重姫と嫡男・黒光との誘拐見合いを依頼される。藤代家に忍び入り見つけたのは牛のように太った姫君で、守一に負ぶわせたが重すぎて逃げ出せず、捕まった。守一は牢に入れられ、コウは父の大名藤代好継と一月で美しくしたら見合いをさせ、ダメなら命を渡すと約束を交わす。矮鶏を追わせ、掃除・洗濯で碌なものを食わせなくても効果は直ぐに出ない。コウは町娘の形で街に出し、団子一串の味を決めさせ、簪を自分で選ばせる。町中で、役者と若侍の諍いが起こり、コウがこれを止めようとすると地廻りがしゃしゃり出る。若侍が鞘を払って出て来たのは造花。危機に陥った二人を救ったのは牛姫の突進と、オオタカの助太刀だった。長屋の隠し戸から竹の小屋に逃げたが、見知らぬ二人の男女は見初め合う。帰宅して恋患いになった姫は日に日に美しくなり、若侍も女遊びをやめ、父の祐筆の仕事をまじめに継ごうと考え出す。約束の一月が過ぎ、美しさを取り戻した姫を、茶会を開いてお披露目し、老中を通して大奥に送り込もうと好継は画策するが、席に座ったのは美しき女忍者コウだった。オオタカが攫って公家と見合いをさせようとして失敗し、重姫はコウとの約束を果たす為に、小さな屋敷を訪れると…~その後の彼女に新しい展開は?
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伝説の姫を攫って見合いをさせよという任務を受け、いざ屋敷に乗り込むと、そこにいたのは牛?!伝説の姫の影武者と思いきや……?! 時代設定は江戸時代。でも、本筋にあるのは過食症と社会的美意識。 そういえば、記録に残っている日本の摂食障害の最古の症例は江戸時代に遡るンだとか。その症例...
伝説の姫を攫って見合いをさせよという任務を受け、いざ屋敷に乗り込むと、そこにいたのは牛?!伝説の姫の影武者と思いきや……?! 時代設定は江戸時代。でも、本筋にあるのは過食症と社会的美意識。 そういえば、記録に残っている日本の摂食障害の最古の症例は江戸時代に遡るンだとか。その症例は大商人の娘がおからしか食べなくなったというケースなんだが、類似のモノって記録にないだけで実際有ったかも分からない。 現代の美意識と今の美意識は違うだろうけど、やっぱり、牛のような容姿は悪だったんだろう。 重姫が柘榴を食べるシーンが印象的だった。 そして、とりあえずハッピーエンド?
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美しく優秀な「くのいち」コウは、ある日伝説の美女といわれる姫を盗んでこいと命令される。忍び込んだ館にいたのは、牛のように丸々と太った重姫様。重姫の父に捕らえられ、重姫をやせさせたら放してやると言われて、牛姫(重姫)のダイエットをはじめることに。牛姫が太ったのには理由があった。
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女忍びに与えられた任は絶世の美女だと噂される姫の誘拐。 誘拐見合という風習があったとは知らなんだ。 出てくる皆が愛しくなる心暖まる物語。 途中触れあう一人のその後も最後にちょっと触れてくれたら(救済されてたら)5つ星だったかも。 【図書館・初読・1月30日読了】
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美貌の女忍びコウの今回の任務は、かつて伝説の美少女と言われた重姫を誘拐して見合いをさせることだった。かつての美少女の姫はいまは牛のような肥満体となり果てていたが、一ヶ月で姫を美しい女に変身させることを引き受けるハメになる。
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ハッピーエンドのお話は、やっぱりいいな。ほのぼの楽しいお話ですけれど、美しさとは?幸せとは?とちょっと考えさせられるところも。重姫もコウも幸せになって欲しいです。
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江戸時代中期。忍者派遣業を営む三日月村で育った美貌の女忍び・コウは、旗本・加納家に派遣される。コウの任務は、十万石の大名である藤代家の娘・重姫を誘拐してくること。かつて伝説の美少女と噂された重姫は藤代家当主の溺愛により、ここ10年、人前に姿を見せずにいた。しかし、三日月の夜に屋敷...
江戸時代中期。忍者派遣業を営む三日月村で育った美貌の女忍び・コウは、旗本・加納家に派遣される。コウの任務は、十万石の大名である藤代家の娘・重姫を誘拐してくること。かつて伝説の美少女と噂された重姫は藤代家当主の溺愛により、ここ10年、人前に姿を見せずにいた。しかし、三日月の夜に屋敷へと忍び込んだコウが見つけ出したのは、引きこもって丸々と太った重姫の、変わり果てた姿だった―。女忍びの真っ直ぐな生き方が心に響く。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2016/11/20 おもしろかった。 続編いけるやん。書いて欲しい。 やっぱりやせて美しくなるには雑巾がけとかせんとアカンかね。 最後のお見合いのときに重姫が 「私はお洗濯とお掃除ができまする」 って言ったとこが特によかった。 すっぽり収まった。 黒光もたいした男だ。 素直に優しい気持ちになれる物語はやっぱり素敵だと思う。
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忍者の二人組が、絶世の美女という噂の姫を誘拐しに行くと、そこにいたのは…あれ、牛? 重姫の素直さや優しさに触れて、じんわり温かい気持ちになれました。良いことがある、と言ってくれた友を信じて一歩踏み出した重姫。本当に良いことがあったね。出てくる人が脇役も含めてみんな素敵で、この一...
忍者の二人組が、絶世の美女という噂の姫を誘拐しに行くと、そこにいたのは…あれ、牛? 重姫の素直さや優しさに触れて、じんわり温かい気持ちになれました。良いことがある、と言ってくれた友を信じて一歩踏み出した重姫。本当に良いことがあったね。出てくる人が脇役も含めてみんな素敵で、この一冊だけじゃ物足りないので続編を書いて欲しいです!
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