ドリフターズ(5) の商品レビュー
78冊目『ドリフターズ⑤』(平野耕太 著、2016年6月、少年画報社) 外交や軍略、そして人間心理など、世界を二分する戦争になった場合に世の中がどう動くのかがキッチリとシミュレートされている。しかもストーリーが複雑にならないよう綺麗に整理されているので、とにかくストレスなく読む事...
78冊目『ドリフターズ⑤』(平野耕太 著、2016年6月、少年画報社) 外交や軍略、そして人間心理など、世界を二分する戦争になった場合に世の中がどう動くのかがキッチリとシミュレートされている。しかもストーリーが複雑にならないよう綺麗に整理されているので、とにかくストレスなく読む事が出来る。本当に平野耕太は漫画が上手い。 ただ、時間の経過はイマイチよくわからない。お豊が飛ばされてきてから1年くらいは経っているのか? 〈ないごで おいがここに 呼ばれたか ようやく わかったど〉
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中央が潰れると跡目争いが起こるってのは、それこそ本文でも触れてるように、清洲会議とか歴史上の出来事を考えると当然なんだけど。 意外と漫画なんかだと忘れられたりするよね。こういう当然なんだけど漫画で抜けがちなことが書いてあるのが良いな。 最後の豊久の表情はなんかやな感じだな。
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イケメン獣人のドグがあっさり殺されてショックです…酷いよ義経… 信長とサン・ジェルミの策謀、読んでてワクワクしますね! サン・ジェルミとシャイロックの交渉もたまりません。仕事出来る男は格好いい。てかどんどんサン・ジェルミの作画が美しくなる…おひいさま美しいよ… 菅野直と山口多聞の合流も熱い。 「2000年を追いつく」スキピオも凄い。 信長もそうだけれども未来の、自分の知らない知識や技術の存在をすぱっと受け入れてそれをモノにしようという思考の柔軟さと勤勉さに尊敬しかない。 それにしても廃城の元の主…どうなってんのコレ… しれっととんでもない伏線張られたのでめちゃくちゃ続きが気になります…
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大戦目前の準備編だろう5巻である。 黒王軍の内情が明らかになり、彼らが準備万端で南伐を始めた一方、ドリフターズたちの属するオルテ帝国・グ=ビンネン方面では内部勢力の整理と難民対応に追われている。 ドラマとして見ると、大きいのは旧帝国軍組の二人の邂逅と、難民を前にぶちかます豊久がスポットの当たるポイントだろう。 先陣を切る土方の無感動さや、執拗に信長への敵愾心を燃やす光秀、平原を見て覚悟を決める豊久など、対決を前にして、仕込みは流々と言ったところだろうか。 黒王の狙いを明らかにすることで、人の原罪を口にする彼の正体を少し明らかにしつつ、一方でタンクデサントの概念を持つ彼の知識面に謎を残しているのもまた興味深いところだ。サンジェルミ伯同様、彼の正体には謎も多い。 合間の巻であり、星四つ半相当と評価しているが、戦間期を丁寧に描写した巻だろう。 破滅的な黒王軍の進軍なども素晴らしい描写だ。相変わらず力強い絵を描いてくれている。
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黒王さまてきにはイスラムはどう評価しているのだろう かなりうまくやったほうなのではないか 儒教の受容に見るように 人間の現実から遊離しない賢さは自らの首が断頭台に乗れば気が付ける程度にあるので はるあきらさんの方が支持されるんじゃないかなあと思う もちろん気が付いても遅い場合の方...
黒王さまてきにはイスラムはどう評価しているのだろう かなりうまくやったほうなのではないか 儒教の受容に見るように 人間の現実から遊離しない賢さは自らの首が断頭台に乗れば気が付ける程度にあるので はるあきらさんの方が支持されるんじゃないかなあと思う もちろん気が付いても遅い場合の方が多いだろうけども
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黒王側に光秀、そして義経が加わったかと思えば、 グ=ビンネンと手を結ぶドリフたち。 冴えてるなぁ、信長! 菅野が多聞と会って、いよいよドリフたちと合流近し? それぞれの陣営に属する者たちの思惑も複雑。 ギャグかわすかと思えば、シリアスな言質もあるので、 それを探りながら読むのも一...
黒王側に光秀、そして義経が加わったかと思えば、 グ=ビンネンと手を結ぶドリフたち。 冴えてるなぁ、信長! 菅野が多聞と会って、いよいよドリフたちと合流近し? それぞれの陣営に属する者たちの思惑も複雑。 ギャグかわすかと思えば、シリアスな言質もあるので、 それを探りながら読むのも一興。 う~む、次巻は異世界の関ヶ原勃発か?あの地形。 気になるのは、黒王が滅したらどうなるか?と、 過去に何があった?ということ。
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表紙はデストロイヤー菅野。といっても近代以後の人物は浅学なので、よく知りません。 黒王軍進撃開始の5巻。対抗すべく連合するグ=ビンネンとオルテ。オルテ自体の乗っ取りも同時進行でやっとります。千年伯爵頑張れ。 ドリフだった豊久と信長の親父殿たち。 スキピオが勉強始めるよ。 停滞が...
表紙はデストロイヤー菅野。といっても近代以後の人物は浅学なので、よく知りません。 黒王軍進撃開始の5巻。対抗すべく連合するグ=ビンネンとオルテ。オルテ自体の乗っ取りも同時進行でやっとります。千年伯爵頑張れ。 ドリフだった豊久と信長の親父殿たち。 スキピオが勉強始めるよ。 停滞が平穏の黒王。灰色の魔女となんか似てる。 さ、次の舞台は関ケ原。じゃなかったマモン間原。豊久ヤる気死ぬ気満々なんだけどどうなるんだろうか。ここで進撃食い止めることができるのだろうか。 ひょっとして、ドリフ各々の死に場所なぞるとかしてくのかな? とりあえず、グ=ビンネンとの連合で海からの反撃もあるので。多聞さんもいることですしね。 物語の前半なのか、中盤・後半なのかはわからないけど、大事なポイントでしょうね関ケ原。
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動き出した黒王軍に対して一筋縄ではいかないダークヒーローになっていく漂流物たちの動向が面白い5巻。 ただ、複線的に進んでいたものが一本になってしまった上、黒王軍の目的は非常にシンプルなものなのでここから先の物語の広がりは少し心配である。 とはいえ、歴史の絡め方は相変わらず素敵。唯...
動き出した黒王軍に対して一筋縄ではいかないダークヒーローになっていく漂流物たちの動向が面白い5巻。 ただ、複線的に進んでいたものが一本になってしまった上、黒王軍の目的は非常にシンプルなものなのでここから先の物語の広がりは少し心配である。 とはいえ、歴史の絡め方は相変わらず素敵。唯一正体を隠している黒王の目的を実際にあった歴史の不思議なところをうまく生かして最もらしくしているあたり、何の話かわかってしまうと本当に恐ろしくてよい。 また、グ=ビンネンの存在や多聞の動向があるのでもう一度広げられる話になってくれることを期待したい。
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歴史勉強したらたぶんもっとおもしろい。黒王チートすぎる。信長おもしろい。えるふー、どわーふー、すきよー
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毎度、言ってるけど、リアルタイムで読んでいない作品の中で、一、二を争う、いくらでも気を長く持って新刊を待てるのがコレ、『ドリフターズ』だ。むしろ、リアルタイムで読んでたら、コミックスが待ち遠しくて、下手すりゃ憤死だわ。ちなみに、これとバチバチ火花を散らし、鎬を削り合っている同格の...
毎度、言ってるけど、リアルタイムで読んでいない作品の中で、一、二を争う、いくらでも気を長く持って新刊を待てるのがコレ、『ドリフターズ』だ。むしろ、リアルタイムで読んでたら、コミックスが待ち遠しくて、下手すりゃ憤死だわ。ちなみに、これとバチバチ火花を散らし、鎬を削り合っている同格の作品は、みなぎ得一先生の『サクラコード』と『ルート3』である この(5)の表紙をブン獲ったのは、第343海軍航空隊 戦闘30飛行隊 新選組隊長 菅野直。ちょっと意外だった。てっきり、私は安倍清明か、サンジェルミが来るかな、と思ってた。まぁ、何だかんだで、彼はこれまで活躍してるし、キャラも濃い。表紙を飾っても違和感のないキャラクターではある。これから、彼がどんなハチャメチャを引き起こし、それが、どんな形で勝利に繋ぐのか、楽しみだ 今更、この『ドリフターズ』の魅力を語る必要もないだろうが、あえて言うのであれば、バランスの良さだろう アクション、ほのぼの、コメディ、シリアス、スプラッタ、ファンタジーなど形の違う破片が一作品の中で集まっている。それらはパッと見ではくっつきそうもないのだが、読み終わってみると、全てが隙間なく組み合い、見事な球となっているのだ。やっぱ、平野先生、ズバ抜けてるわぁ この巻の内では、直接的な、漂流者と廃棄物の衝突こそないものの、両陣営ともに迫りつつある大きな戦いに向けて、徹底的に勝つ為の準備を進めている。戦いってのは、ホント、準備が大事なんだな、と感じる慎重さである、どちらも つくづく、織田信長の凄さを感じ取れる巻でもある、この(5)は 本当の意味で、彼の畏れるべき点は、武力や軍の統率力でなく、もしかすると、他者を丸め込む力、誑かす話術なのやも。相手も、信長が調子よく自分を煽てているのを判った上で、二つ返事で難題を引き受けてしまうのだろう これもカリスマ性と言うべきか ただ、好感を持てるか、と言えば微妙。凄い、とは思うが、どちらかっつーと、私は豊久の方が、人間的で好きだ。極端な言い方をすれば、抱かれても良い 優れた将の条件ってのは、私も正直、よく判らんが、やっぱ、「この人は自分が助けてやらにゃダメだ」と思われる隙みたいのがあるのは大事なような気がする 戦う場は決まった。両軍がぶつかる時は刻一刻と迫っている 誰と誰が死闘を繰り広げるのか、楽しみだ。あくまで、私の予想に過ぎないが、豊久とガチで一対一で闘う楽しさを知ってしまった土方は、彼との再戦より、一緒に戦う事を、つまりは、黒王を裏切るんじゃないかな・・・もちろん、これは私の勝手な推測。平野先生は、私の読みなんて、容易く上回るだろう どの回もお勧めだが、私的にズンと来たのは、第57幕「労働軍神」である。童貞人間ことミルズさん、地味に人気があるキャラだと思う。やっぱ、人間、真面目に頑張ってれば、それを周りに認めて貰えるもんだ。エルフとの間に、友情でないにしろ、確かな絆が芽生えだしているのもいい。また、何やら、大きな謎がちょろっと顔を出しているトコも、この回を押す理由だ。この伏線が今後、どんな吃驚展開を引き起こすのか、『ヘルシング』を読んでいて、平野先生の手腕をそれなりに知っている身としては胸が躍る この台詞を引用に選んだのは、実に豊久らしさを表現しているから。聞きようによっては、無慈悲だ。しかし、力ある言葉は、ボロボロにされた人の闘志に火を灯し直し、過酷な現状に抗うパワーを取り戻させるものだ
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