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写真集 岡本太郎の沖縄 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/02/20

岡本太郎展で見た写真がことの他よかったので、写真集として改めて見る。 久高島のノロの美しさ。イザイホーの神秘。 「沖縄の人に強烈に言いたい。沖縄が本土に復帰するなんて考えるな。本土が沖縄に復帰するのだ、と思うべきである。」 岡本太郎は改めてすごくいい。

Posted byブクログ

2023/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若いころ沖縄文化論読んでかなりはまったのを思い出した。その時のイメージはせいぜい復帰前くらいで50年代とかまで遡っていたと思ってなかった。これならそれは縄文文化論になるはずだよ。

Posted byブクログ

2022/06/05

アメリカ占領下の沖縄を訪れた岡本太郎は、ほんの骨休めのつもりが、着いたとたんに沖縄の魅力に引き込まれていきます。気がつくと、自分を惹きつける相手にギリギリっと寄り、感動にふるえながら夢中でシャッターを切る太郎。そこには、現代の日本人が押しやってしまった日本、失われてしまった日本が...

アメリカ占領下の沖縄を訪れた岡本太郎は、ほんの骨休めのつもりが、着いたとたんに沖縄の魅力に引き込まれていきます。気がつくと、自分を惹きつける相手にギリギリっと寄り、感動にふるえながら夢中でシャッターを切る太郎。そこには、現代の日本人が押しやってしまった日本、失われてしまった日本が息づいています。

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2019/11/16

御嶽(うたぎ)、ノロ、イコイザー、、、 ぼくが見た沖縄を振り返る。皺の深い顔立ち、飾らない人柄、ありのままの美しさ、純潔さがあった。そして、アイヌとの共通点も。北から南へ、異なる神ではあるが、思想や文化、生き方は、どこか似ている。日本古来のあり方がそのままにある。 もっともっと...

御嶽(うたぎ)、ノロ、イコイザー、、、 ぼくが見た沖縄を振り返る。皺の深い顔立ち、飾らない人柄、ありのままの美しさ、純潔さがあった。そして、アイヌとの共通点も。北から南へ、異なる神ではあるが、思想や文化、生き方は、どこか似ている。日本古来のあり方がそのままにある。 もっともっと勉強するし、また行ってみたい。そして、アイヌのことも、勉強する。文化を残すこと、そして、伝えること、誰かに任せてはダメダメ。情報は、拾うものではなく、掴むものだし、つくるものでもある。 読んで終わりではなく、ぜひともいまの沖縄へ行って体験してほしい。岡本太郎さんの目を参考にしてほしい。 約束通り、沖縄にも、美唄にも、行ったけれど、何も見つけられなかった。愛なんて、はじめからなかった。ただ、それまでのこと。

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2018/02/14

岡本太郎さんと、 わたしが沖縄にとりつかた理由は根底では きっと一緒。 文化が鮮烈。 氏が書いた「沖縄文化論」で沖縄の深さを知り、知れば知るほど、抜け出せない。 12年に一度行われる女だけの神事、 イザイホーの記録など、 いまは見ることができない儀式など、 氏のレンズを通し...

岡本太郎さんと、 わたしが沖縄にとりつかた理由は根底では きっと一緒。 文化が鮮烈。 氏が書いた「沖縄文化論」で沖縄の深さを知り、知れば知るほど、抜け出せない。 12年に一度行われる女だけの神事、 イザイホーの記録など、 いまは見ることができない儀式など、 氏のレンズを通して、言葉とともに収められています。

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2016/06/18

「太陽の塔」で有名な芸術家、岡本太郎が復帰前の沖縄を撮った写真集。 戦後、米軍施政下、いわゆるアメリカゆーにおける沖縄人の生活、社会、伝統文化が垣間見える。印象的なのは、おばぁたちの元気さ。戦争で男性が少なくなったということが大きいのだろうが、女性の顔つきが力強い。生活が苦しくて...

「太陽の塔」で有名な芸術家、岡本太郎が復帰前の沖縄を撮った写真集。 戦後、米軍施政下、いわゆるアメリカゆーにおける沖縄人の生活、社会、伝統文化が垣間見える。印象的なのは、おばぁたちの元気さ。戦争で男性が少なくなったということが大きいのだろうが、女性の顔つきが力強い。生活が苦しくても生き抜く強さが見える。 また、ところどころ出てくる岡本太郎の言葉がささる。「復帰が実現した今こそ、沖縄はあくまで沖縄であるべきだ。」「決して、「本土なみ」になどなってはならない」「沖縄が本土に復帰するなんて、考えるな。本土が沖縄に復帰するのだ、と思うべきである。そのような人間的プライド、文化的自負をもってほしい」。 図書館で偶然目に飛び込んできた運命に感謝したい。

Posted byブクログ