事業承継を思い立ったら読む本 の商品レビュー
事業承継では、まず、①社長を引き継ぐ人、②自社株を引き継ぐ人、を決める。 ①社長を引き継ぐ人に関しては、本人にその意思を確認し、③引継ぎ時期を明確にする。後継者は、経営者としての資質・能力のある人で、営業力、財務判断力、決断力、対外的信用、社内からの信頼が必要である。 ②自社株を...
事業承継では、まず、①社長を引き継ぐ人、②自社株を引き継ぐ人、を決める。 ①社長を引き継ぐ人に関しては、本人にその意思を確認し、③引継ぎ時期を明確にする。後継者は、経営者としての資質・能力のある人で、営業力、財務判断力、決断力、対外的信用、社内からの信頼が必要である。 ②自社株を引き継ぐ人に関しても、③引継ぎ時期を明確にする。自社株承継者は、株式を取得できる財産的背景がある人、または、資金の調達方法を構築できる存在であることが重要である。 税理士、弁護士、銀行などのブレーンを選定し、現状を把握するために、関係する「ヒト、モノ、カネ」について把握する。 個人名義の事業用資金の存在、および株主構成と株価水準を把握し、最終的な株主のシェアの割合を決める。自社株対策は、事業承継対策のひとつで、同時に相続対策も検討する。 計画策定後は、別のブレーンに依頼し、セカンドオピニオンを得ることも重要である。
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事業承継コンサルタントと中小企業の社長との会話を通じて中小企業の事業承継対策について解説。中小企業投資育成株式会社を利用した自社株評価対策、MBOによる事業承継、種類株を利用した会社支配権対策など横断的に理解できた。事業承継をこれから勉強しようと思う初学者向けの書籍。
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