ハルキゲニたんの古生物学入門 古生代編 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
本当は古代生物全般というよりもエディアカラのふわーんゆるーんな生物たちをもっと知りたくて本を探したのだが、エディアカラ、マイナー過ぎて素人に読めそうな専門書がなかった。 まだまだ謎だらけの動物群なのだろう。今後の解明に期待したい。 その変わりにAmazonの関連で出てきた本書が面白そうだったのでジュンク堂へ。 元々ブログとして公開していたものを加筆&削除&修正&イラスト大量追加して書籍となったようで、横書きレイアウトとなっている。 全編カラーで難しくなく子供でも読みやすい本かと思う。 “ハルキゲニたん”ことハルキゲニアと“あの麻呂・カリスン”ことアノマロカリスのキャラクターがガイド役となり古生代を解説している。 ハルキゲニたんはギャル設定らしいが喋り方が結構私的にツボでかわいいキャラである。 ハルキゲニたんが目を持ったアノマロカリスに興奮していたが、目とか顎とか、現代の生物が当たり前に持っている器官も進化の賜物なのだなぁ。遠い昔の祖先に感謝。 デボン紀の魚類6グループの内、板皮類、棘魚類、が絶滅したのが意外。 見た目は強そうなのになぁと読み進めると海水域と淡水域に生息していた種の絶滅率の違いに納得。 デボン紀の寒冷化で数を減らした感じ? 淡水域で耐えた種も結局後々の環境変動だったり他の種に圧倒されたのだろうか。 エディアカラ→カンブリア→オルビドス→シルル→デボン→石炭→ペルムまでのそれぞれの時代の地球の大陸の状態や気候などの環境状態、それに伴って登場した生物が次々に紹介される。 各時代の章末に著者の本格的かつ温かみを感じるイラストを添えたプチ生物図鑑もあり、その時代の生物のおさらいができる。 (しかし個人的に一番推しのエディアカラ動物群はない!泣) エディアカラ抜きなら推し古生物はオットイアかな。
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珍妙な生物がいたとされる本書の前半がやはり面白い。イラストはリアルすぎず、程よい印象で好感が持てる。どこかでも読んだことがあったけれど、カンブリア爆発は化石に残りやすい硬い組織を持った生物がその時期にいたから「爆発」したように見えるだけであって、それ以前のエディアカラ期から多様性...
珍妙な生物がいたとされる本書の前半がやはり面白い。イラストはリアルすぎず、程よい印象で好感が持てる。どこかでも読んだことがあったけれど、カンブリア爆発は化石に残りやすい硬い組織を持った生物がその時期にいたから「爆発」したように見えるだけであって、それ以前のエディアカラ期から多様性はあった(硬い殻などに覆われていなかったために化石として残らなかっただけ)のではないかという説は新鮮。寒冷化によって陸地に氷床ができると川が流れなくなり水の循環が止まるので、海の生物が生きにくくなって大量絶滅に繋がったという図がとても分かりやすい。内容とは関係ないけれど、改行後、1、2文字でまた改行している個所が目について、校正がいまいちだなと感じた。
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ギャル口調のハルキゲニたんの解説が分かりやすくて、古生物の入門書にピッタリ。 物足りないって言う人はさ~、巻末に参考文献がたっぷり載ってるから、それを読むといいと思うけど、普通こんなには読めないから、やっぱりこういう風に大きな流れやポイントが分かる本は素人にはいいと思うのよね!...
ギャル口調のハルキゲニたんの解説が分かりやすくて、古生物の入門書にピッタリ。 物足りないって言う人はさ~、巻末に参考文献がたっぷり載ってるから、それを読むといいと思うけど、普通こんなには読めないから、やっぱりこういう風に大きな流れやポイントが分かる本は素人にはいいと思うのよね! ここに書かれてる生き物も一億年くらいは繁栄してて、地球の変動が激しいときに9割近く絶滅してる訳じゃない?一つ一つの個体が生きてるときは、その時の情況を色々考えて行動してたんだろうけど(考えられるかどうかはともかくも感じてはいたわけだよね)今となっては.エディアカラ紀のやつらなんかなに無防備にふわふわしてたんだって感じ。 人類が誕生したのなんてついこの間だけど、核戦争とかなくても、地球の環境激変で数千万年後にいなくなっちゃうかも。そのあと生き残った生き物がまた進化して、人類ってなに無防備にふわふわしてたんだか、って思うかもね。 そういう意味で、なんだか日頃の悩みもどうでも良くなるという効能もある本ね! 古生物だけでなく、地殻変動のこともよく分かるから、好奇心旺盛なお子さんにもお薦め。恐竜の本はいっぱいあるけど、それ以前の生き物の本は少ないから、これは貴重よ!ってハルキゲニたんの口調になっちゃったよ!
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ハルキゲニアのハルキゲニたんというキャラクターが案内する、古生物学の入門書です。イラストも多く、重要な点に絞って、わかりやすい文章で解説されています。 一般的な古生物学の入門書でよくわからない人も、きっとこの本の説明なら、楽しくでもしっかりと理解できるんじゃないかなと思います。入...
ハルキゲニアのハルキゲニたんというキャラクターが案内する、古生物学の入門書です。イラストも多く、重要な点に絞って、わかりやすい文章で解説されています。 一般的な古生物学の入門書でよくわからない人も、きっとこの本の説明なら、楽しくでもしっかりと理解できるんじゃないかなと思います。入門の入門にはオススメです。
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1、ハルキゲニたんの古生物学入門 古生代編 2、ハルキゲニたんの古生物学入門 中生代編 二冊ですが(^_^) 古生代と中生代の生物の解説です。 味のあるイラストなので好き嫌いはあるかもしれませんが、解説は面白いです。 2017/02/22 更新
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ノリが女子高生なかわいいハルキゲニア、ハルキゲニたんの案内で古生代をめぐる。元がブログ連載なだけあって全てが軽くサクサク進んでいく。とはいえ抑えるべきところは抑えてある、たぶん。古生物学知らないからよくわかりませんけども。 古生物学というと子供向けの恐竜本か学者(orマニア)向け...
ノリが女子高生なかわいいハルキゲニア、ハルキゲニたんの案内で古生代をめぐる。元がブログ連載なだけあって全てが軽くサクサク進んでいく。とはいえ抑えるべきところは抑えてある、たぶん。古生物学知らないからよくわかりませんけども。 古生物学というと子供向けの恐竜本か学者(orマニア)向けのお硬い分厚い値段も高い本が多かったので、こうして一般にも読みやすい本が出てくれたのは非常にうれしい。まったりと古生物ロマンに思いを馳せました。欲を言えば、やはり軽いので、もう一歩踏み込んでほしい、かゆい所に手が届かない! って箇所がいくつかあったかな……。元々N○Kスペシャルの古生物回をたまたま観たのが古生物に興味を抱くきっかけだったので、あの程度のクオリティというか深みのあるものは欲しかった。NH○スペシャル古生物回また観たいなあ。それはともかく。もうちょい掘り下げ版みたいなのも期待したいぜハルキゲニたん。
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