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東京古事記 の商品レビュー

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2020/12/03

古事記に出てくる神さまの名前をいくつか言うことができるが(イザナミノミコトやイザナミノミコト、 アマスオオテラスのカミ、スサノオノミコトなど)、 それを原文の漢字で書けるかというと、できない。 また、古事記で出てくる神さまが、それぞれ、 どういう文脈で出現したのか、両親は誰なの...

古事記に出てくる神さまの名前をいくつか言うことができるが(イザナミノミコトやイザナミノミコト、 アマスオオテラスのカミ、スサノオノミコトなど)、 それを原文の漢字で書けるかというと、できない。 また、古事記で出てくる神さまが、それぞれ、 どういう文脈で出現したのか、両親は誰なのかも、 ほとんど、私は知らない。 よって、神社に祀ってある神さまが、どういうものなのか、 よく知らなかった。 日本の固有の宗教は神道であるが、八百万神を奉るという考え方は、 日本人の志向や行動様式に多大なる影響を与えている。 なのに、近くに神社に行っても、祀ってある神さまの名前を聞いても、ピンとこなかった。 これは、イケないと思い、この本を買いました。 この本は、古事記にでてくる神さまを祀ってある東京の神社を、 ほとんど紹介している。 また、紹介の仕方が、古事記の物語と並行しているので、 非常に親切な構成となっている。 東京は、古代史を知るには不利な場所である。 やはり、九州、中国、近畿地方が、圧倒的に有利である。 江戸、近現代になってくると、逆転するが。 地元の古事記関係の神社にいくつか行ってみたが、 古事記の物語の文脈が、この本を通して、わかっているので、 非常に勉強になる。 古事記好きで、東京に住んでいるのなら、買って損はしないと思います。

Posted byブクログ