すばこ の商品レビュー
すばこのことなんて初めて知った。へえ。おもしろい。こういう出会いが新しい興味に繋がるから絵本っていいなと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ノンフィクション絵本。 もともとは鳥を捕まえるために罠として作られていた巣箱が鳥の家として作られるようになったのは今から100年ほど前のことだった。ドイツのベルレプシュ男爵という鳥のことが大好きな人が森に鳥をたくさん呼ぶための方法として家を作ってあげることを思いつき、数千個の巣箱をかけてあげた。ある年、ハマキムシという害虫が大発生したとき、周りの森は大きな被害を受けたけれども男爵の森だけが鳥に守られて被害を受けなかった。こうして世界中に巣箱が紹介されるようになりいろいろな巣箱が作られるようになった。 自然の中の鳥の家がどんどん壊されている現代で、みんなで巣箱をかけることを呼びかけて終わる。 写実的でデザイン性もすぐれた絵で緑が印象的に使われている。巻末では男爵や巣箱について写真いりで詳しい説明がある。
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鳥類の棚にもう一冊、入れられる本が出ました。 世界で初めて、鳥の巣箱を仕掛けて鳥を“誘致”したドイツの貴族の、これは実話……だよね、です。 そしたら、畑の虫の害が減ったもんでみんなやりだした、そうな……。 確かに、誰か始めた人がいるわけだけど、これは知らなかったな、へぇ~、だわ...
鳥類の棚にもう一冊、入れられる本が出ました。 世界で初めて、鳥の巣箱を仕掛けて鳥を“誘致”したドイツの貴族の、これは実話……だよね、です。 そしたら、畑の虫の害が減ったもんでみんなやりだした、そうな……。 確かに、誰か始めた人がいるわけだけど、これは知らなかったな、へぇ~、だわ。 「牛をかぶったカメラマン」と一緒にどうぞ。 2017/07/11 更新
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すばこが鳥の家として作られたのは100年ほど前です。 鳥が好きなドイツのベルレプシュ男爵が、鳥がたくさん来るようにと数万本の木がある森に、数千個の巣箱をかけてやった。 そんなおり、葉巻虫の幼虫の大発生がおきました。 ドイツの多くの森で、木が枯れてしまいました。 けれど、ベルレプシ...
すばこが鳥の家として作られたのは100年ほど前です。 鳥が好きなドイツのベルレプシュ男爵が、鳥がたくさん来るようにと数万本の木がある森に、数千個の巣箱をかけてやった。 そんなおり、葉巻虫の幼虫の大発生がおきました。 ドイツの多くの森で、木が枯れてしまいました。 けれど、ベルレプシュ男爵の森では、巣箱で育った鳥たちが葉巻虫の幼年を食べてので、枯れずに住んだ。 この話が世界中に広まり、巣箱があちこちで作られるようになったのです。 はじめは鳥を捕まえる罠だった。今でも、野生の生き物にエサを与えることに賛否はあるかもしれないけど、これからはみなさんが、ベルレプシュ男爵のようになってみませんか?というラストは、私は好きだ。
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今では世界中にある鳥のための巣箱。100年前にはじめて巣箱を作ったのはドイツのベルレプシュ男爵のおはなしです。森や鳥、色とりどりの巣箱がとても美しい絵で描かれている素適な絵本です。巣箱、置いてみたくなりますよ。
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