したがう?したがわない?どうやって判断するの? の商品レビュー
カントは、本に書いてあることをそのままうのみにする人を批判した。物事やどう生きるか、そういう政治をするべきか、何が善で悪かなどといったあらゆる根源的問題を本の中に求めてはならない。それをベース、参照したりして、ほかの人と議論したりしながら、自分の頭で考え探求していくべきである。ど...
カントは、本に書いてあることをそのままうのみにする人を批判した。物事やどう生きるか、そういう政治をするべきか、何が善で悪かなどといったあらゆる根源的問題を本の中に求めてはならない。それをベース、参照したりして、ほかの人と議論したりしながら、自分の頭で考え探求していくべきである。どんな本も、私たちがどう生きるかまるまる与えてくれるものは決してない。 抵抗するとは、ある意味で自分の存在を相手に認めさせることである。
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子どもに読んでほしい本。 特に現代を生きている子どもに。 従うか、従わないか。 それは自分で判断をしているということ。 自分の頭で考えないと。 ほんとにその選択でいいの?
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「ひとりひとりが、全ての人々と一体になりながらも、自分自身にしか服従せず、なおかつ以前と同じように自由でいられるーそんな人間同士の結び方を見つけること。これこそが根本的な課題だ。」(ルソー『社会契約論』)権力や権威に無条件に従うのは楽なことであり、無責任。自分で考え、従うか否かを選択する。政治的指導者と民衆は平等である。「独裁者でいたくないのなら、民衆の同意が不可欠である」カントによる、本を鵜呑みにすることへの批判に触れているのも良かった。
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