スイム！スイム！スイム！ の商品レビュー

五十嵐貴久(著者)

2018/03/18

オレはまだやれる。
今度は仲間のためにもう一度泳ぐ! ――オレ、西山大輔。
競泳自由形で、オリンピック2大会連続で金メダルをとった日本のヒーロー! のはずだった……。
若い選手の台頭と、彼らに日本代表を任せたい協会幹部の意向にオレは抗い、次のオリンピックを目指す。
ただそれは個人種目ではなく、新設された男女混合メドレーリレーで。
現役バリバリのトップスイマーVS老いぼれスイマーや訳ありスイマーの寄せ集め軍団。
オリンピックの代表選手を賭けた勝負に勝つのはどっちだ?

なんとなく、モデルはあの人かなー？と思いつつ。
スカッとする作品。

2017/12/07

水泳を題材にしたスポ根コメディー。
ちょっとした社会問題の垣間見せつつ、山あり谷ありテンポ良く話が進んでいく。
サクサク楽しく読めました。
気分をリフレッシュしたい人にオススメです。

2018/10/20

170723 中央図書館
ん。これはキタジマですか？　こちらはスズキですか？
いつものとおりの五十嵐流の再生物語です。

2017/06/28

ご都合主義の話で進むが、コミカルで楽し。ラストはハッキリとした方が良いな。 2017.6.27

2017/03/30

オリンピックで金メダルを2個とった今や過去のスイマー、インド人とのハーフで差別されているスイマー、ドーピング疑惑で選手生命を絶たれたスイマー、父親がやくざで立場が悪いスイマーなどなど・・・
いわくつきのスイマーが結束して、次期オリンピックの出場権をかけて、死にもの狂いで挑む、というお話。
血のにじむような練習をシビアに描いてあるだけなら息詰まるだけだろうけれど、そこにコミカルな部分も混ぜつつ、読みやすく仕上がっている。
そうして、結果は？

2016/10/31

スポーツ選手にかぎらず誰にでもピークというものは存在する。ピークをすぎれば、ただただ下っていくだけ。それを受け入れられるかどうか。
ピークが高ければ高いほど現実を受け入れにくそうではある。
あぁ、凡人で良かった。そんなことに悩まなくてすむもの。

2016/09/08

面白かった!!
2015年小説推理に連載。
競泳自由形で2大会連続で金メダルをとった西山大輔は、当然にリオオリンピックを目指すが・・・。
実在の人物をデフォルメしたような主人公、科学的理論に基づく練習と根性論の対比。
ラストは賛否両論あると思うが、やっぱり明らかにしてほしかったな。
(図書館)

2016/09/02

競泳自由形で、アテネ・北京オリンピックと2大会連続して金メダルを取った西山大輔。引退を勧める全水協に反抗し、難のある言動でスポンサーにも見放される。彼が復活をかけて狙うのは、男女混合リレー。訳ありスイマーを集め、日本代表を狙うが。
それぞれのキャラクターは魅力的。特に時代遅れのコーチ・木下と大輔とのの掛け合いが、昭和のネタ満載で笑ってしまった。コミカルな感じで進みつつも、水泳の描写が繊細で、レースの臨場感が伝わってくる。

2016/08/25

あの調子の良さには参ったけど、やる時はやる！

自分のためだけに頑張ってきた者が、仲間のために泳ぐ。
仲間全員が仲間のために泳ぐ。

結果がどうであれ、その後の対応は同じなんだろうな？とも思いつつ、エンディングに向かっての残りページの少なさに戸惑う。

最後はもう、何もいえねえ・・・！

2016/08/05

お調子者で世間知らずな西山大輔。勝利者が地まで落ち、でもひたすらに泳ぎを続ける。勝つことも大事だけど、それにより自分らしさを無くしてはいけない。ラストがどうなったか気になる。