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2019/01/16
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著者の生い立ちから、学生時代、就職、フリーへ独立、そして札幌への逃避行、富良野移住、「北の国から」のドラマ化、富良野塾、富良野自然塾までの経緯とさまざまな名優たちとの出会い、そしてドラマのことについて・・・日経新聞掲載の「私の履歴書」をベースに大幅に加筆修正したそうだ。 「海抜ゼロから考える」をモットーとして生き抜いたというか、それによって著者の人生は、順風満帆ととても言えるものでなく、その凄まじさが伝わってくる。 特に、著者がNHKの大河ドラマ「勝海舟」を執筆中に、なぜ突然に札幌へ逃避したのかが、気になっていたが、そのことも詳しく書いてある。 札幌へ行って「これで仕事は一つもない。『もう終わりだな』と思った・・・ススキノを毎晩飲み歩いた・・・向田邦子さんに『あなた、東京に戻らなきゃだめ。仕事来ないわよ』と叱られた・・・ところが、仕事が来た。東京と変わらない忙しさになっていた」 そして国民的ドラマとなった「北の国から」へ繋がっていく。「北の国から」に関しては、自分のこだわりを徹底的に盛り込んだ。 著者の生一本の性格から生じた波乱万丈の人生と、それらを乗り越えたことが、一つのドラマとしても面白いものがあった。 読後感の爽やかさが残った。

Posted byブクログ