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ももクロを聴け! の商品レビュー

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2018/01/04

 ももクロが現時点(2016年4月21日)までに発表してきた134曲を解説した本。  ライヴ音源や、ヴァージョン違いを除いた「ほぼ全曲」解説ということになる。  本書のオビだけを読むと、観念的で著者による独りよがりな内容とも取れそうだが(オビに書かれた推薦文はあの内田樹氏)、...

 ももクロが現時点(2016年4月21日)までに発表してきた134曲を解説した本。  ライヴ音源や、ヴァージョン違いを除いた「ほぼ全曲」解説ということになる。  本書のオビだけを読むと、観念的で著者による独りよがりな内容とも取れそうだが(オビに書かれた推薦文はあの内田樹氏)、実際にそんなことはなく、きちんとした実例や具体例を組み立てていき、そこに適度な悪ふざけを噛ました文章が組み合わさる、といった具合になっている。  情報量が多く、注釈にかなりのスペースが割かれてもいるが、その注釈にしても音楽の専門用語の説明から、ラーメン二郎のメニュー、ジャック・ラカンの紹介まで、実に幅が広い。 「アイドルの楽曲解説本」というのは、今までにそんなに存在していないと思うが、こうして本書の出版が実現できたのも、ももいろクローバーZだったから可能だったのだろうと思う。  正直、購入前は「どうなのかな……なんか変な内容なんじゃないかな」という不安の方が大きかったのだが、良い意味で予想を大きく裏切ってくれた。  1曲1曲聴き返しながら読み進めていったのだが、新しい発見や(例えば「行くぜ怪盗少女」のイントロとアウトロのキーは違うとか「キミノアト」のファルセット・ヴォイスによるコーラスの美しさとか)、知らなかった事実(例えば「走れ」の元ネタであるINFLAVAの「Homing」とか「5th the Power」の元ネタであるKoncz Zsuszaの「Visa A Vonat」とか「さよなら絶望先生」とももクロ作家陣の繋がりとか)を知ることも出来て、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。  個人的にはもっと専門的な内容でも良かったと思っているし、実際にもっと突っ込んだ専門的内容にも出来たと思うのだが、そうなると敬遠してしまうファンもいるだろうから、バランスとしてはちょうど良い具合なのだろうな、と思う。  音楽的な知識が無くても、ももクロが好きで、ももクロの楽曲が好きな人であれば、充分に楽しんで読めると思う。  ちなみに本書タイトルは、今は亡き中山康樹氏へのオマージュとなっている。

Posted byブクログ

2016/06/11

こんな本を読んでいないで、ももクロを聴くべきだ。または、ライブ映像を観るべきだ。本書に書いている通り、できる限り大きな音で! 内容は面白かったです。

Posted byブクログ

2016/04/11

ももクロの全楽曲解説書。 ほんとうに多彩な楽曲があって、それをすべて解説するとか本当に狂気の沙汰。 ももクロはアルバムに安易に全部収録せず、ライブでの人気曲も、なかなか世間一般には知られなていないこともある。 しかし、その本気度が結局は完全なる勝利を産むのだろう。 色々参考にな...

ももクロの全楽曲解説書。 ほんとうに多彩な楽曲があって、それをすべて解説するとか本当に狂気の沙汰。 ももクロはアルバムに安易に全部収録せず、ライブでの人気曲も、なかなか世間一般には知られなていないこともある。 しかし、その本気度が結局は完全なる勝利を産むのだろう。 色々参考になるももクロのマーケティングを再確認できた一冊。 ライブBlu-rayかCDを聴きながら読みたい一冊。

Posted byブクログ