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学校を場とする放課後活動の政策と評価の国際比較 の商品レビュー

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2019/10/10

おうちでの生活や、塾やけいこ事のように私的な活動だけでなく、公的に子どもの放課後の生活や教育を保障しようとする試みは、いまや世界的な潮流となっています。 特に日本は学校施設が充実しており、学校を場とする放課後政策が進められています。 では、諸外国ではどのような活動を行っているの...

おうちでの生活や、塾やけいこ事のように私的な活動だけでなく、公的に子どもの放課後の生活や教育を保障しようとする試みは、いまや世界的な潮流となっています。 特に日本は学校施設が充実しており、学校を場とする放課後政策が進められています。 では、諸外国ではどのような活動を行っているのでしょうか。 この問いに具体的な回答を示してくれているのが本書です。 本書のオススメポイントは以下の通りです。 ★子どもの放課後対策という喫緊の課題について基礎的な知識を身につけることができる ★海外の子どもの放課後政策について詳しく(専門的なレベルで)知ることができる ★多様な研究方法を、実際の研究例を通して学ぶことができる ★筑波大学OGの世界での活躍を感じることができる ところで、教育学的には放課後にどのような活動やプログラムを提供することが望ましいのでしょうか。 塾のように学業成績の向上を目指すのか、仲間や周囲の人々との交流を促進し、社会的なスキルの向上を目指すのか。遊びを通した成長を見守るのか。子どもの生活を大切にするのか。 素朴に考えても、とりうる選択肢は多くありますが、リソースは限られています。 世の中には様々な考え方が並存し、時に対立します。 そのような中でどのようにバランスをとるのか検討することは重要な課題であると考えます。このような考察を深める上でも本書は非常に良い素材であると思います。 (ラーニング・アドバイザー/教育基礎 KOMAKI) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/book/1711690

Posted byブクログ