僕の探偵 の商品レビュー
+++ 僕と宗介は半年前、街で偶然再会した。学生時代からの友人は、仕事を辞めて行くあてもないらしい。仕方なく一晩だけ泊めてやるつもりだったのが、今ではすっかり居着いてしまっている。そんな彼は、僕の周辺で起きた事件を素人探偵となって次々と解決していくのだが…。それぞれ暗い過去を持つ...
+++ 僕と宗介は半年前、街で偶然再会した。学生時代からの友人は、仕事を辞めて行くあてもないらしい。仕方なく一晩だけ泊めてやるつもりだったのが、今ではすっかり居着いてしまっている。そんな彼は、僕の周辺で起きた事件を素人探偵となって次々と解決していくのだが…。それぞれ暗い過去を持つ青年、勇吾と宗介。彼らに訪れる出会いと別れを描き、爽やかな余韻を残す連作短編集。 +++ 主人公の家に居候する友人が、話を聞いて事件を解決する、ある意味安楽椅子探偵物語なのだが、そう単純なものでもない。この探偵、普段はヨガの修行とやらでとんでもない恰好をしていたりするのだが、ときにものすごくアクティブだったりするので驚かされる。主人公の僕・勇吾は素人の女の子が売りのデリヘルの雇われ店長で、女の子たちやお客たちがらみで、あれこれ問題が起きると、居候の宗介に話をし、何となくアドバイスをもらったり、言うとおりにしてみると解決してしまったりするのである。宗介自身も、抱えきれない屈託を隠し持っていて、それがとんでもない展開になったりもする。それでもなんだかんだ言って、後味は爽やかで、青春物語のような読み心地でもあるのが不思議である。ドロドロしたものを爽やかに解決してくれる一冊かもしれない。
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電車で読みはじめて冒頭でギョっとした。デリヘルの店長が主人公、その居候が探偵役。ある意味お仕事もの。いろいろ出てくるヨガのポーズを想像するのが楽しい。
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主人公がデリヘルの店長で、探偵役が居候の同居人……という、二人の連作短編集でした。 どの話もオチが楽しめました。そういうことか……
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おもしろかった。解説でも書かれているけど常識人の主人公と破天荒な友人の同居生活が『まほろ駅前シリーズ』っぽい。ストーリーは別物
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