心不全診療について本気出して考えてみた の商品レビュー
この本、個人的には久々のヒットでした。 エビデンスと病態生理のバランスが良くて、単なる知識本でなく考え方やスタンス学べます。 病態生理をきちんと押さえながら、その根拠となる検査項目やそのエビデンスを紹介したり、いろいろといいところまで来ている指標はあっても「まあ、ぶっちゃけ心不全...
この本、個人的には久々のヒットでした。 エビデンスと病態生理のバランスが良くて、単なる知識本でなく考え方やスタンス学べます。 病態生理をきちんと押さえながら、その根拠となる検査項目やそのエビデンスを紹介したり、いろいろといいところまで来ている指標はあっても「まあ、ぶっちゃけ心不全専門家でもない限り、臨床応用無理っすよね」というところはぶっちゃけてくれて「というわけで、現場ではこんな感じでいんじゃね?」としてくれています。 また、後半戦のメンタルヘルスやリハビリやチーム医療の部分なんかでは循環器専門医の限界も正直にかかれてて、でもそれは総合医にとっては「ん?それってけっこう普通じゃね?」と感じる部分が多く、「ああ、そうか、そういうのが総合医側の得意とすることなんだ」という気付きに繋がるため、総合医の役割がいっそう明確になった感じ。 一気に読める薄さもよいです 初期研修医でもよいし、一通り勉強したあとで知識が増えすぎて「結局現場でどうしたらいいんだろう?」と賢すぎて身動き取りにくくなったくらいの後期研修医でも良いかと思います。 http://blog.livedoor.jp/gp_ken/archives/9277520.html
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どちらかというと医師向けの内容かと思います。基礎知識もあまりなかったので、薬剤師である私にとっては少し難しかったです。 心不全が様々なエビデンスを用いて色んな角度から捉えられており、大変勉強になりました。運動療法、他職種協働が重要だと分かりました。
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