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国が地域医療を滅ぼす日 の商品レビュー

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2016/07/18

生活困窮者がこのあとのデュオピークス(高齢者の割合が最高となる2025年、死亡者数がピークになるとされる2040年)を迎える日本でどうやって最低限の医療を受けられるか。 実際の医療の最前線で医師が直面するものとは。

Posted byブクログ

2016/04/03

団塊の世代が75歳以上になり、高齢者数がピークを迎える2025年、1年間の死亡者数が166万人に達すると予測される2040年を近未来に迎えつつある日本。このふたつの山をどのように乗り越えていくのか、地域に密着して医療活動を続けている「笑って死ねる病院」、城北病院の院長がきわめて平...

団塊の世代が75歳以上になり、高齢者数がピークを迎える2025年、1年間の死亡者数が166万人に達すると予測される2040年を近未来に迎えつつある日本。このふたつの山をどのように乗り越えていくのか、地域に密着して医療活動を続けている「笑って死ねる病院」、城北病院の院長がきわめて平易な語り口で医療や介護、福祉の現状について語る。 第3章の「相談室日誌」では、弱者が困難に直面しながら簡単に命を落としていく姿を見せつけられ、思わず涙してしまう。 話は地域包括ケアシステムや医療費亡国論の亡霊、非正規雇用の問題や健康格差にも進み、著者の言葉を借りると「若い人が健康で働きやすい社会を地道に築いていく政策と高齢者にやさしい環境をつくっていくこと」が大切であることがよく分かります。

Posted byブクログ