地球学入門 第2版 の商品レビュー

酒井治孝(著者)

2023/06/25

図書館で借りた。
大学入門レベルの地球学の標準教科書的な存在。生きている地球というシステムを大気・海洋・プレートテクトニクスなどの観点から解析される。
読んでいて心地よいと感じたのは、「こうだから、そうなんだ」という断定ではなく、「～という点では未だ解明されていない」といった、最新研究でも分かっていないことはハッキリお断りしてくれる点。教科書とは言え、分からない事は分からないと言ってくれるのは助かる。
また、同時に地球科学にはまだまだ謎があるんだなぁ、という点で興味をそそられる。楽しい本。

地学は高校で履修しなかった私にとっては、(新書で地学の本は1度読んだものの、)視野を広げる重要なバイブルの1冊。地学から広がる世界、色々これからも読んでみたい。