チャーチル・ファクター の商品レビュー
[監督、脚本、主演の男]イギリスのみならず世界情勢に大きな影響を与えたチャーチルの業績と人柄を、ポストモダン的見解が広がる中で肯定的に再評価した作品。何故にこの一人の男が世界の流れを変えることができたのかを、数々のエピソードとともに探っていきます。著者は、前ロンドン市長を務め、将...
[監督、脚本、主演の男]イギリスのみならず世界情勢に大きな影響を与えたチャーチルの業績と人柄を、ポストモダン的見解が広がる中で肯定的に再評価した作品。何故にこの一人の男が世界の流れを変えることができたのかを、数々のエピソードとともに探っていきます。著者は、前ロンドン市長を務め、将来の首相の候補としても名前が挙がるボリス・ジョンソン。訳者は、イギリスに関する翻訳書を多数世に送り出している石塚雅彦と小林恭子。原題は、『The Churchill Factor: How One Man Made History』。 チャーチルの評価がイギリスにおいてどのように変遷してきているかを感じるために非常に参考になる作品。ところどころに、(著者からは恐れ多いと言われそうですが)チャーチルの言葉を借りたボリス・ジョンソン氏の主張がちらついていて読み応えがありました。イギリスにとって、やはりチャーチルの評価は「譲れない一線」なのかと痛感させられます。 〜真っ白な、恐怖をもよおさせるキャンバスを前に両手はおろおろしていた。だがチャーチルは飛び込んだ。筆に絵具をつけ、あの太く力強い筆使いで、これから起ころうとしていることを明るい色調のロマンチックな彼ならではの作品に仕上げたのである。そう、あれが彼について懐疑的で批判的な人たちへの最終的な答えだったのだ。〜 (最近やたら長いなと感じ始めたので)レビューの形式変えることにしました☆5つ
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チャーチルとはどういう人物だったのかということについて、ボリス・ジョンソン前ロンドン市長、現外務大臣が書いた本。 著者がチャーチルを肯定する立場なので多少割り引いて考えなくてはならないが、チャーチルが世界を変えたというのは言い過ぎではないだろう。実際に第二次大戦中の1940年頃...
チャーチルとはどういう人物だったのかということについて、ボリス・ジョンソン前ロンドン市長、現外務大臣が書いた本。 著者がチャーチルを肯定する立場なので多少割り引いて考えなくてはならないが、チャーチルが世界を変えたというのは言い過ぎではないだろう。実際に第二次大戦中の1940年頃、イギリスはドイツに対し敗戦寸前だったし、そこで徹底抗戦を唱えたのはチャーチルだった。 圧倒的な執筆力、残した絵画の数、戦闘機の操縦も得意、などいろいろ面で稀有な人物だったようだ。
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