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アメリカの対日政策を読み解く の商品レビュー

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2016/06/04
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氏のこれまでの著作『日米衝突の萌芽』や『日米衝突の根源』の内容をコンパクトに纏めた書と言えるでしょう。とにかくFDR(フランクリン・ルーズベルト)大統領を扱き下ろしています。また、排日移民法や真珠湾攻撃前の経済制裁によって、日本は仕方なくアメリカに対して戦争を仕掛けたという認識に立っています。そして21世紀の今日、世界を不安定にしている元凶はアメリカではないかと疑われ始めている、これが氏の近現代史の解釈であります。まあどちらが戦争を仕掛けたかは別にして、戦争はやはり悪であるという考えを持ち続けたいです。

Posted byブクログ