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基礎からわかるFRP の商品レビュー

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2018/04/28
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FRPはなんぞやな?と思い購入した本。 FRPの大枠の紹介が前半と機械的性質特に、FRPを材料として選択した際の機械設計ノウハウにページを割かれている。 よって、生産技術、成型技術者向けの内容というよりは製品設計者向けの内容ではあるが、なかなか勉強になる。 以下、覚書 ・FRPは比強度がとても良い ・FRPは異方性材料である ・熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の違いは架橋剤により3次元化されているかどうか ・不飽和ポリエステルは過酸化物を硬化剤として使用することにより硬化を早める ・含浸とは強化材周りの空気が樹脂に入れ替わる ・繊維方向と繊維直行方向で引っ張り強度・弾性ともに数百倍オーダーで角度のよって指数的に減少する ・強化材はFRP化することにより強度のバラつきがましになる ・疲労破壊は母材樹脂の疲労による。 ・破壊のモードは、界面割れ、母材割れ、縦割れ、層間剥離がある ・温度と時間に依存してひずみ量が変化するクリープコンプライアンスがある(100℃超えたあたりから出始める) ・継ぎ手部は機械接合は引張、せん断、引き裂け、面圧、引抜破壊のモードがある。接着接合時は接着剤と被着材の界面での破壊を考える。 などなど

Posted byブクログ