宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る の商品レビュー
石の知識が全くなかったので、勉強になるなあと思いながら読了しました。アニメがあるみたいなので見てみようかな。
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「キャッツアイの慧眼」 最年少のお客様は。 子供だって馬鹿ではないのだから、ある程度理解出来る年齢ならば説明すべきだろう。 「戦うガーネット」 自分のために贈る。 普段から言ってたのか分からないが、誰かを乏してまで褒められても嬉しくないだろ。 「エメラルドは踊る」 届けられた...
「キャッツアイの慧眼」 最年少のお客様は。 子供だって馬鹿ではないのだから、ある程度理解出来る年齢ならば説明すべきだろう。 「戦うガーネット」 自分のために贈る。 普段から言ってたのか分からないが、誰かを乏してまで褒められても嬉しくないだろ。 「エメラルドは踊る」 届けられたら困る。 全ては偶然が重なってしまった事とはいえ、犯罪に加担してしまったらいけないだろ。 「巡りあうオパール」 最悪なタイミング。 どんな会社なのか理解した時点で動くことが出来たら、違う未来があったのだろうな。 「ユークレースの奇縁」 美味しいプリンは。 アピールする相手を間違えているうえ、言葉選びが下手だから勘違いされるのだろうな。
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一作目より謎解き感があり、2人の性格も分かってきたので、楽しめて読めた。ただ正義の先輩が登場する話は、やり切れない形で終わってしまったので続きがあって欲しい。
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シリーズ第二作。 今回の宝石は、キャッツアイ、ガーネット、エメラルド、オパール、ユークレース。 お気に入りの物語は「戦うガーネット」。 山本さんという女性が、正義とリチャードの店にやってくる。 彼女はガーネットを自分で自分のために買おうとしている。 だが、ガーネットはルビーじゃ...
シリーズ第二作。 今回の宝石は、キャッツアイ、ガーネット、エメラルド、オパール、ユークレース。 お気に入りの物語は「戦うガーネット」。 山本さんという女性が、正義とリチャードの店にやってくる。 彼女はガーネットを自分で自分のために買おうとしている。 だが、ガーネットはルビーじゃない、とどこか悲しげに怒っている。 リチャードはそんな山本さんに、石言葉を伝え、人生とは闘いだ、と諭す。 人生は闘い、そこで必要なのは何も若さや美貌だけではない、むしろ「努力」「忍耐」であると。 そして、逃げられないものに対し、いつ、どこで立ち向かうかが重要だとも。 確かに美しいことは得だろう。 うまくいくこともあるだろう。 しかし、それだけが全てではないのだ。 私自身、社員証の写真も、社内報の写真もブスだなあと思ったが、ブスはブスなりに努力すれば、そんなに悪くはない。かも。 『エメラルドは踊る』ではこんな言葉に勇気づけられる。 「人間は己の本当に望む方向へ、自分を育ててゆく生き物だ。 (中略)どうにもならない時には諦めろというシニシズムなんかじゃなくて、目指す場所があるなら根性を見せろという発破だと思う。」 (171頁) 『巡り合うオパール』では励まされる。 「正しくあろうとする人間は孤独です。誰しもが同じ道を歩けるわけではありませんし、まぶしすぎるものは時々疎ましくなります。 空疎な理想論と後ろ指を指されることもあるでしょう。それでもあなたは間違っていない。 あなたの正しさの根底にあるのは、己の道を押し通そうとする頑迷さではなく、暗闇の中でも他者に優しくあろうとする気高さだからです。」 (261頁) 本はこうして私を励まし、伴走する。 さて、続きはいつ読もうかな。
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いいテンポで進むので、読みやすく面白い。 宝石の解説も、難しい過ぎず楽しく読める。 個人的には、ガーネットがよかった。
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オパールは、正義の空手の先輩のお話。 ちょっと苦い後味の終わり方と、 その後のスーパーカーでのヘビメタをバックミュージックにする正義の姿が、しみじみと。 キャッツアイは、来店した賢そうなお子ちゃまと家族のお話で、ほっこり ガーネットを買い求めにきたOLのお姉さんは、 人生を見...
オパールは、正義の空手の先輩のお話。 ちょっと苦い後味の終わり方と、 その後のスーパーカーでのヘビメタをバックミュージックにする正義の姿が、しみじみと。 キャッツアイは、来店した賢そうなお子ちゃまと家族のお話で、ほっこり ガーネットを買い求めにきたOLのお姉さんは、 人生を見つめ直し、元カレともきっぱり縁を切り、 新しい人生へ踏み出す 呪われたエメラルド?の話は バレエ団×紛失未遂のエメラルドの冠。 ちょいと不思議な味付けもまた楽し。 はまさに探偵のような働きで、謎を解き明かす
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ティーンズ向きの本をアラフォーの私がいまいちと思うのは仕方ない事かもしれないけれど、事件の真相が少し幼稚な感じでした。でもエメラルドの話は納得できるもので、面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前巻とは異なった展開の話もあり特に「巡りあうオパール」のラストは苦々しかったが、自分が間違っていたのかと悔やむ正義に対してリチャードが言う言葉が印象的だった。
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キャッツアイ、ガーネット、エメラルド、オパール。 宝石をお守り、と幼子に買い与える親って…という驚きが。 いや、資金の問題があるでしょうから、あれですが おもちゃのように持ち歩いている子供もすごい。 怖くて、持ち歩きもできないと思いますが。 謎解きをされれば納得、なエメラルド...
キャッツアイ、ガーネット、エメラルド、オパール。 宝石をお守り、と幼子に買い与える親って…という驚きが。 いや、資金の問題があるでしょうから、あれですが おもちゃのように持ち歩いている子供もすごい。 怖くて、持ち歩きもできないと思いますが。 謎解きをされれば納得、なエメラルドでしたが 最後の最後で、さらっと怖い落ちが。 しかしやっていると、どうして止められているのかが 分からないような思考回路になるのでしょうか? さらに怖いのは、オパール。 確かにそういう事はあるでしょうが、後々面倒ですし お断りというか、そっと隠しておいた方がよろしいのかと。 そして仕事がないから、といってしがみついているのも 時間が経てばたつほど、大変になりますし。 そういう状態で最後まで読んでいると、ガーネットが 一番平和なような気もします。
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ちょっと切ない部分も温かい面も。宝石にまつわるその人ならではの物語。リチャードの宝石を絡めた思惑はとても深いなぁ。エメラルドの結末があんな風だったんなんて! リチャードに選んでもらった宝石を持っていたら、いいことありそう。
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