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会社法のみちしるべ の商品レビュー

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2018/11/23

書店で見かけて、全体像を把握するためのとっかかりとしてよさそう、と購入。Amazonでは酷評されているようですが。確かに、この軽い語り口は賛否両論というか、カチンとくるひともいるのだろうな、と。 いまのところ、分かりやすくて良い感じ。 読了した。まあ、分かりやすくはある。決め...

書店で見かけて、全体像を把握するためのとっかかりとしてよさそう、と購入。Amazonでは酷評されているようですが。確かに、この軽い語り口は賛否両論というか、カチンとくるひともいるのだろうな、と。 いまのところ、分かりやすくて良い感じ。 読了した。まあ、分かりやすくはある。決めつけがキツいな、と思うところも多々あるが、学生の入門にはいいのだろう。実務をやる羽目になってから読むと??となったり、するのは、評価視点が強いからなのだろう。 興味があるという楓太に貸出し。

Posted byブクログ

2018/03/24

本当は、神田秀樹『会社法入門』(岩波新書)を読もうとしたのだけれど、5分の1ほどであっさり挫折。 とにかく、機関、とか、取締役会、とか、指名委員会等設置会社、などの出てくる言葉がさっぱりわからない。 当然、それらの言葉を用いて説明される会社法の基本的な原則も、まるで頭に入ってこな...

本当は、神田秀樹『会社法入門』(岩波新書)を読もうとしたのだけれど、5分の1ほどであっさり挫折。 とにかく、機関、とか、取締役会、とか、指名委員会等設置会社、などの出てくる言葉がさっぱりわからない。 当然、それらの言葉を用いて説明される会社法の基本的な原則も、まるで頭に入ってこない。 考えてみると、会社法の、「会社」がよくわからないのであった。 それならまず、会社ってもの自体をわかりやすく説明してくれる本を読めばいいんじゃない? できれば法律的な視点で……と気持ちを切り替え、巡り会ったのが本書。 本書は、研究者によって書かれた会社法の入門書。 法律自体の解説というよりは、会社法の最も基本的な考え方と、その背景にある会社を取り巻く資本主義社会の仕組みを、豊富な例え話や著者による一人寸劇をちりばめて解きほぐしている。 本書を読んで最も印象に残ったのは、 ・企業とは、もとでを継続的・計画的に活用して効率良く儲けを求めていく活動体である ・資本主義の下では、事業によって儲けることを社会活動の一番重要な位置に据えている という2点。 常々、どうして仕事や社会はさあ次へ、さあもっととセッカチなのだろう、なぜGDPの数字はいつも上昇していなければならないのだろう、ということが不思議だった。 でも、世の中は資本主義の原理でできた見えない霧に包まれていて、周りも自分も、その中で生きていてるからなのだと考えると、すべてが腑におちた。 誰しもその中で生活していて、意識しない内に大きな影響を受けている点で、資本主義は天気に良く似ている。 新聞やニュースで報じられる毎日の株価は、その日のお天気。 上がれば晴れ、下がれば雨。 特に会社法に関わりなく生きていたとしても、本書に書かれているような資本主義社会の仕組みについての知識って、世の中と折り合いをつける上でとても役に立つと思う。 若干本書の主旨とは離れるかもしれないけれど、もし歩いていて雨が降ったらこれを使いなさい、と小さな傘を手渡されたような気分で読み終えた一冊でした。

Posted byブクログ