科学と文化をつなぐ の商品レビュー

春日直樹(編者)

2016/12/23

自分とは違う専門・文化・思考をもつ人たちと分かり合う方法を探索する本。人類学・社会学や情報科学・脳科学そして芸術といった様々な分野を研究する16名の論者たちが「つなぐ」ことを模索している。

結果は同じでも文脈が違うこと。それがグローバル社会や、人工知能と共存する社会では当たり前になっていくのかもしれない。
アナロジー(＝類推)でその意味を自分の中に取り込むためには、自分の中に類推に耐えうる「核」がなければ始まらないことを痛切に感じた。