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組織の掟 の商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2017/08/17

全部『特殊』な外務省の話じゃねーか!と言いたくなりますが組織が人を引き上げるとか上司に逆らうなとか箴言に満ち溢れた本です。佐藤優先生は膨大な読書量の中から私のようなボンクラに分かるよう平明に解説してくださるのですが今回は敢えてリアルな体験談にされているのでしょう。 それにしてもフ...

全部『特殊』な外務省の話じゃねーか!と言いたくなりますが組織が人を引き上げるとか上司に逆らうなとか箴言に満ち溢れた本です。佐藤優先生は膨大な読書量の中から私のようなボンクラに分かるよう平明に解説してくださるのですが今回は敢えてリアルな体験談にされているのでしょう。 それにしてもファクスとかのくだりを読むと上司はよく観察しソッと判断している事がよく分かります。青木雄二先生は買い出しに行かせるとそいつが使えるやつか否か分かると書いてましたがそれと近しいものを感じました。 正直に保険を打ちつつ逆らわずに勤めるのが組織の掟と私は解釈しました。

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2017/07/14

著者の赤裸々な外務省での日々を例に”組織とはこんなんだ”と改めて活字にしてくれたような本だった気がします。 昔、組織に属していた時のコトを思いだしたりもしながら、外務省ほどまではヒドクなくてよかったなと思ったりも。 今もそしてこれからも組織に属するつもりはまったくないけれども、...

著者の赤裸々な外務省での日々を例に”組織とはこんなんだ”と改めて活字にしてくれたような本だった気がします。 昔、組織に属していた時のコトを思いだしたりもしながら、外務省ほどまではヒドクなくてよかったなと思ったりも。 今もそしてこれからも組織に属するつもりはまったくないけれども、もし、もしも組織に属するようなことになれば、 もう一度この本を読み返したい。

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2017/06/17

佐藤氏の外務省で学んだ組織で生き抜く掟。「官僚は物理の法則で動く」水は高いところから低い所に流れるよに、組織の中では汚い仕事は下へ下へと流れる。 人間関係に縛られない組織なんて存在しない。個人、集団の私利私欲が、渦巻くのなかでも飲み込まれずに孤立せずにありたいと思う。

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2017/05/07

非常に興味深い内容でした。 著者の実経験を通じて、組織で生き抜くために、必要なエッセンスが濃縮されており、参考になる内容でした。 「組織は自分を引き上げてくれる」「上司にはけして逆らわない」「部下を能力とやる気の二元マトリックスで考え、それぞれの優先順位を考える」などなど。 組織...

非常に興味深い内容でした。 著者の実経験を通じて、組織で生き抜くために、必要なエッセンスが濃縮されており、参考になる内容でした。 「組織は自分を引き上げてくれる」「上司にはけして逆らわない」「部下を能力とやる気の二元マトリックスで考え、それぞれの優先順位を考える」などなど。 組織と自分自身の関係性の要諦を学ぶことができました。

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2017/03/12

著者の外交官経験を生かして、文字通り組織の中で生きていくための指南書。 著者の経験もさることながら、その内容が非常に実践的なので勉強になった。

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2017/02/14

「外務省の掟」というか「外務省人物図鑑」。読み物としてはオモシロイが、役に立つ本ではない。 最終的に著者は組織を敵に回して徹底抗戦する。その経験や立場から書かれた本であり、現在組織でオトナシク働いている人は、現状維持を貫けばよいのではないだろうか。

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2017/01/11

組織の力は強大で、その意思、矛先が個人に向けられると、そこから逃げることは困難を伴う。 鉾が向かって来る前にいかにして逃げるか、リスク回避力と、意志力が大切。組織の大義を個人で勝手に責任と思い込むのは組織側の思う壺。 つまらないけど、会社、組織ってそんなもんだよね。

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2016/12/17

・著者の体験談として読む分には興味深かったが、タイトルのまま一般企業で働く場合に置き換えると、どれも当たり前と思える内容であった。

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2016/11/08

元外務官僚が実体験を基に組織の中で生きる知恵を紹介するエッセイ。平易な文章でスイスイ読めた。随所で紹介される体験談に日本外交の一端が伺えて面白かった。

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2016/10/10

元外交官のムネオ問題で逮捕された佐藤優の本。 以下メモ ●組織の中では人は知らず知らずのうちに鍛え上げられる。10年すれば1人前。 ●上司には絶対に逆らってはいけない。組織は上司に味方する。もし上司の意見がおかしいと感じた時は3回まで反対意見を言っても良い。当然理由は毎回変える...

元外交官のムネオ問題で逮捕された佐藤優の本。 以下メモ ●組織の中では人は知らず知らずのうちに鍛え上げられる。10年すれば1人前。 ●上司には絶対に逆らってはいけない。組織は上司に味方する。もし上司の意見がおかしいと感じた時は3回まで反対意見を言っても良い。当然理由は毎回変える。3回意見を言っても上司が同じ命令を繰り返す場合は「わかりました」と言って命令を遂行することに全力を尽くす。※上司がコンプラ違反をしていない時に限る。その場合は人事部に「上司の命令に従うと会社に迷惑をかける可能性がある」と伝えると受け入れられる「可能性」がある。 ●上司の目から好ましい部下は以下の順番①能力があり、やる気もある部下②能力はあるが、やる気はない部下③能力がなく、やる気もない部下④能力はないが、やる気のある部下。 ●受験勉強や就職活動に過剰なエネルギーを投入して、ようやく憧れの組織に入ってくるような人間は、バネが伸びきっているので、研修で新たなスキルを習得することは難しい。 ●やる気でカバー出来る範囲は限られている。客観的な知識や経験、実力で裏付けられていない独創的な発想で「能力はないが、やる気はある部下」が引き起こすトラブルを処理することの方がはるかにエネルギーがかかる。 ●「ファックスしておいて」と部下に頼み、2時間ほどしてから先方に電話し、まだ届いていないことを確認してから「ファックスしておいてくれた?」と聞くと、「すみません、まだです」と正直に答える部下は4割くらい。6割は嘘をつくか意味不明の別の言い訳をする。すぐに露呈するような出来事で嘘をつくような人間には、インテリジェンスのような裏付けを取りにくい世界では危なくて使えない。 ●自殺の大蔵、汚職の通産、不倫の外務。大蔵省では多少弱っていても仕事をさせる。逆に言えば病気になってもラインから外されることはない。だから追い込まれる職員が出てくる。 ●向こうから誘われたら高い店で奢られても良い。帰りのタクシー券を受け取っても良い。しかし現金は受け取ったらダメだ。疑惑を招くような「下品」なことはしてはいけない。商品券も受け取ったらダメ。

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