世界の名画 仕掛けられたメッセージ の商品レビュー

博学面白倶楽部(著者)

2022/11/05

誰もが知っているような名画の背景を紐解き、作者からのメッセージを読み解いた本です。
文字も大きくてサクサク読めます。載っている内容自体は割と有名なものが多いのですが、とにかく文章が面白くて新しい気持ちで読み進めることができました。
西洋史の知識があるとより面白かったのかなと思います。

2020/12/25

コンパクトだが読みごたえがある。日本画も2点紹介あれている。本書を読みながら改めて感じたのは、後世に名を遺した画家たちの際立つ個性である。ゴヤの金色や銀色を輝かせる技巧、フェルメールの光の使い方、レンブラントの暗闇、ゴッホの黄色と筆のタッチ、ジェリコーのリアリズム、ジェロームの写実とロマン、ミュシャのアールヌーボーなどは画家の名前が伏せられていても誰が描いた想像できる。また、巻末の年表は15世紀から起こったルネッサンスからの西洋絵画の流れがうまくまとめられています。
では最後に質問です。
モリディアーニの肖像画に瞳が描かれていないのはなぜ？
ヒントは彼は彫刻家を目指していた。詳細は本書でご確認ください。

2017/08/28

名画に含まれている隠れたエピソードや画家が込めたかったメッセージをまとめた本。
テーマ毎に分けているが最初にどういうテーマかがまとめられていないので、どういうテーマなのか意識しないまま読むので、いろいろな時代の絵画をいったり来たりする感じになるので、少し散漫な感じがするので、章の最初なにかテーマについて書いておいた方がよかったんじゃないかと思う。