全現代語訳 源氏物語(19) の商品レビュー
「浮舟」、「蜻蛉」。 いかにもはかなさを漂わせる帖名である。 薫と匂宮から想いを寄せられる浮舟は、思いきれず煩悶とした心情から投身する。そして、その後の宇治、薫、匂宮の様子までが語られている。 あとは最後となる帖、「手習」、「夢浮橋」へと続いてゆく。 「蜻蛉」の最後にある、「有り...
「浮舟」、「蜻蛉」。 いかにもはかなさを漂わせる帖名である。 薫と匂宮から想いを寄せられる浮舟は、思いきれず煩悶とした心情から投身する。そして、その後の宇治、薫、匂宮の様子までが語られている。 あとは最後となる帖、「手習」、「夢浮橋」へと続いてゆく。 「蜻蛉」の最後にある、「有りと見て 手には取られず 見れば又 行方も知らず 消えし蜻蛉」の歌がものはかなさをよくあらわしている。
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