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ぼくらのウソテレビ の商品レビュー

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2017/10/15

ねじめ正一・作。自身の少年時代(小4)の時の話。 昔、テレビが高級で、お金持ちの家にしかなかった時代。下町で乾物屋を営んでいる家ではテレビなんて買ってもらえるわけもない。 2学期、転入生がやってきた。鎌田幸夫くん。スポーツは苦手で、白い足に青白い顔。どうやらお金持ちっぽいし、頭...

ねじめ正一・作。自身の少年時代(小4)の時の話。 昔、テレビが高級で、お金持ちの家にしかなかった時代。下町で乾物屋を営んでいる家ではテレビなんて買ってもらえるわけもない。 2学期、転入生がやってきた。鎌田幸夫くん。スポーツは苦手で、白い足に青白い顔。どうやらお金持ちっぽいし、頭もいい。 ぼくは鎌田くんをギャフンを言わせるつもりで相撲に誘ったのだけど、鎌田くんは意外に強い。 なんだか、格好つけていけ好かないヤツの鎌田くん。 お誕生日パーティーとかにも誘ってくれて、そこには仲のいい男子の他に、ぼくの好きな女の子とその友達も誘ってくれて、なんだかやりにくい。洋風の素敵な家に、耳のついてないサンドイッチにバタークリームのケーキ。何もかもがぼくの家とは大違い。 でも、ぼくが「うちにテレビがある」とウソをついてしまって、引くに引けなくて意地はって、友達が家にまでテレビを見に来てウソがばれてしまった時に助けてくれたのが鎌田くん。 豊田くんは実は幽霊だけど、今日から3日であの世に帰らなきゃいけない。それまでに、茶箪笥をテレビっぽく改造したのを、本物のテレビみたいに改造しようと。 そんなのウソだと思ったけど、それでみんなもぼくのウソを追求することなく、ウソテレビの改造で遊ぶことに熱中しだした。 最後にはホロリとさせる。 設定は4年生だけど、3年生の昔の暮らしの時に紹介するもよし。

Posted byブクログ