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ゼロの激震 の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2016/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋のポップにあったデザスターパニックものの鳴り物入り宣伝で読みたくなった。しかし事前に予告宣伝されている東京にマグマが迫るような事態がまだ発生していない。読んでいると中であるが、100ページ目まで人物紹介っぽいエピソード。(災害の予兆はあり。)180ページ頃までまだ会議をやる。技術的な説明が続く。失礼ながら著者の技量を疑ったが、問題は宣伝方法に合ったのかも知れない。パニック内容を知っているおかげで、そのパニックが半分過ぎても始まらないことに、いま読みつつ腹が立ってしまっている。 読了。どうやら私の最初の思い込みだったらしい。災害パニックものでは無く、ミステリー小説のようだった。国家の陰謀や組織のやりとりなど、私はあまり興味がなかった。高嶋哲夫の「富士山噴火」や「M8」のような内容を期待してしまった。 残念ながら期待していた者とは違い、面白くなかったので星ふたつ。宣伝にだまされたかも。しかしながら安生正はもう読まないと思う。

Posted byブクログ

2016/05/23

面白かった。後半から加速がついて一気に読み進めた。こんな事が本当に起きたら、自分に何ができるのか…考えさせられた。

Posted byブクログ

2016/05/08

首都圏直下型の火山災害による首都消滅を描いた小説です。 クライシス小説となりますと、 近年では、高嶋哲夫さんが挙げられるかと思いますが…、 高嶋さんの作品と比べると、力不足感は否めなかったかな? 作者の安生さんは、建設会社にお勤めのよぅですので、 既2作品と比べると、専門分野...

首都圏直下型の火山災害による首都消滅を描いた小説です。 クライシス小説となりますと、 近年では、高嶋哲夫さんが挙げられるかと思いますが…、 高嶋さんの作品と比べると、力不足感は否めなかったかな? 作者の安生さんは、建設会社にお勤めのよぅですので、 既2作品と比べると、専門分野、得意分野なんでそぅが…、 火山災害に係る学術的な講釈が、ちと細かすぎ、詳しすぎ。 クライシス小説や歴史小説では、 豊富な情報は、作品に内封して、できるだけシンプルに…。 が鉄則だと思ぅのですが…、そこが抑え切れてなかった…。 一方で…、キャラクターは、全体的に浅かったかな~? 香月や奥立は、エピソードも含め、いらなかったかも…。 そのかわりに、他のキャラを、もっと深く掘り下げるとか。 本作品は、基本設定も含め、 クライシス小説といぅよりは、SF小説なのかな~? 例えば、小松左京さんの『日本沈没』のよぅな感じね…。 『日本沈没』は、 巨大地震は、あくまでも、問題提起のきっかけであって、 日本人が祖国を失ったとき、が作品のテーマでしたが…、 本作品も、多少、SFちっくに首都消滅を描くのならば、 日本(人)が東京を失ったとき、を作品のテーマにすれば、 もっと、よかったのかもしれなぃ…??

Posted byブクログ

2016/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「このミス」大賞シリーズのパニックサスペンス。関東の地下で火山活動が活発化し、地震やマグマの噴出、噴火、火山ガスの流出などで莫大な犠牲者が出る。関東壊滅の危機の中、それを阻止しようと奮闘する技術者、学者たちの描写がリアルに描かれている。 火山活動の活発化を招いた原因が人類の過剰な開発だったという設定も身につまされるような気分になった。

Posted byブクログ