空にむかってともだち宣言 の商品レビュー
2017年の中学年向け課題図書なので読んだが、面白かった。難民としてミャンマーから日本にやってきた一家と、そのお隣に住む主人公家族との物語。読み終わると、友達っていいなと、明るい気持ちになれる。
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アパートのとなりの部屋へミャンマーから5人家族がやってきた。同い年の娘ナーミンと主人公あいりはすぐにうちとけてなかよくなるが、給食のときにちょっとした事件が起きて…。「難民」をテーマにしていていかにも課題図書。感想書きやすそう。あいりは人懐こく小さな子のお世話も平気、でもいざとい...
アパートのとなりの部屋へミャンマーから5人家族がやってきた。同い年の娘ナーミンと主人公あいりはすぐにうちとけてなかよくなるが、給食のときにちょっとした事件が起きて…。「難民」をテーマにしていていかにも課題図書。感想書きやすそう。あいりは人懐こく小さな子のお世話も平気、でもいざというときには問題にも立ち向かえるすごい子。
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あいりはお母さんと二人暮らし。そのアパートにお隣さんが引っ越して来た。ミャンマーからの難民の家族5人で、1人のはあいりと同じ四年生の女の子ナーミンだった。 あいりのお母さんの大学時代の友達・ゴンさん(権田さん)は、あいりたち家族のこともいろいろ助けてくれる親切な人だが、ミャンマー...
あいりはお母さんと二人暮らし。そのアパートにお隣さんが引っ越して来た。ミャンマーからの難民の家族5人で、1人のはあいりと同じ四年生の女の子ナーミンだった。 あいりのお母さんの大学時代の友達・ゴンさん(権田さん)は、あいりたち家族のこともいろいろ助けてくれる親切な人だが、ミャンマーからのお父さん・お母さんと四年生のナーミン、一年生の双子の男の子(ヘインとルーイン)たちの家族の事も助けてあげる活動をしている。 ゴンさんと一緒に、あいりたち母娘も、お隣さんになるナーミンたち一家を手助けすることになった。隣に同級生の女の子が引っ越してくると聞いてから、一緒に宿題したりしようと思っていたあいりだけど、日本語もおぼつかない外国の女の子と知って、ちょっと想定外。でも、切り替えが早いのはあいりのいいところ! 2学期になって、学校では、あいりのクラスにナーミンが転入してきた。ナーミンはミャンマーの民族衣装のロンジー(巻きスカート)でちゃんと挨拶した。 でも、ナーミンはいきなりクラス委員に推薦されてしまう。クラスでも割と人気だけど、時々、困ったことを言う航平が推薦してきたのだ。あいりは「(あいりも協力するから)みんなも、ちゃんと協力してくれるんでしょうね」と念をおして委員長になる。 そんなある日、給食の時間に事件はおきて・・・ クラスで難民のこと、ミャンマーのことを学んだ。ナーミンのことを、クラスのみんなは、ちょっと知った。 まだ外国人が少なくて、どう接していいのかわからないし、アジア系だとか難民だとかいうと、偏見も入ってしまうけど、世界地図で見たら、日本とミャンマーはご近所さん。日本ばかりが世界地図の中心ではない。 困っている人には手を差し伸べてあげられたら、世界は平和になっていくはず。
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夏休みにミャンマーからの移民家族が隣に引っ越してきた。主人公の女の子は小学4年生のあいり、同級生の友達が出来たと喜び、様々な事を教えて仲良くなる。やがて2学期が始まり、2人は面倒な事を都合よくおしつけられた部分もあったが、先生の応援もあり2人でクラス委員長になる。そんなある日、難...
夏休みにミャンマーからの移民家族が隣に引っ越してきた。主人公の女の子は小学4年生のあいり、同級生の友達が出来たと喜び、様々な事を教えて仲良くなる。やがて2学期が始まり、2人は面倒な事を都合よくおしつけられた部分もあったが、先生の応援もあり2人でクラス委員長になる。そんなある日、難民をからかうような言葉を浴びせるクラスメイトがいて、喧嘩になる。そこで、先生が移民についての授業をする。世界地図は、普段日本が真ん中だが、他の国の地図では、ヨーロッパとアフリカがあり、緯度と経度の0地点が真ん中なのだと知る。クラスメイト全員が、気持ちをひとつにしてクラス発表を作りながら、人権や自分が出来る協力を考える。 道徳的観点から?よい話ではあるが、奥行きがないというか、魅力に欠ける。ミャンマーから来た人達の魅力も表面的だし、苦悩の部分も小学中学年対象だからか、薄っぺらな感じがしました。 難民問題を身近に感じる為には良いが、骨太の心に残る物語を読みたいと、つい思ってしまいます。
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