生きてごらん、大丈夫 の商品レビュー

佐々波幸子(著者)

2023/05/08

この本、図書館で何度か手に取って棚に戻して…を繰り返して、やっぱり気になる！と借りた本。
タイトルがとても素敵。
本を開いたら最初に書いてあった。
「すぐれた子どもの文学は、苦しくても生きてごらん、大丈夫、と背中をおしてくれるもの」（「ゲド戦記」の役者、清水真砂子さんの言葉）
なんて優しい言葉だろうと涙が出た。
最初は震災後の子ども達と絵本を繋いだ活動に触れていたので、ずっとこんな感じの本なのかなと読み進みていったら、よく読んだ作家さん達の記事が写真とともに次々と書かれていた。
あの絵本の作家さんはこんなお顔をされていたのかとほとんどの方がイメージ通りのお顔をされていた。
一冊を通してどこを読んでも「生きてごらん、大丈夫」と言われている感覚に包まれる。
このタイトルだけで生きる勇気をもらえる。

2018/03/21

ボランティア・作家・編集者・翻訳家、様々な形で子どもたちに本を届けている人たちのレポート。
震災後に被災した子どもたちに本を届けている様々なボランティア。海外の貧しくて本が無い国の子どもたちに本を届けている人たち。本が子どもたちにもたらす力を信じている人たちがいることだけでもうれしくなる。