ダ・ヴィンチの右脳と左脳を科学する の商品レビュー
ややトンデモ臭もしないでもないが、 それを大目にみられるほど内容は濃い。 262p「レオナルドのゲイ疑惑と才能の可能性」が良い。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの略歴が程よいページでまとまり、その後に彼の時代を400年も先取りした数々の発見の詳細が続く。 ジャクソンポロックの絵の具投げつけ技法を400年も前にレオナルドは生み出していた。 パラパラマンガのような、連続した視点を見出したことは、後の映画撮影技術につながっているとも言える。 しかし、当時は特許権がなかったため、苦労して得た科学的発見や知識は秘密にされた。彼の死後、科学的調査に莫大な影響を与えたはずの知識を秘密にしていたとして、批判を浴びたのはそういう背景もあった。また、彼は解剖学、光学、植物学、機械工学の幅広い分野であまりに多くの発見をしたため、手稿を出版することができず、彼は科学者として認められていない。ニュートンの法則やドップラー効果まで詳しく見つけていたのに、だ。 彼は武器から楽器まであらゆるものを発明している。 本の最後ので突然、レオナルドが遠隔透視能力があった…という話になる。詳細な地図を、多数書いたから、というのがその根拠。 また、彼を時空旅行者とし、線状の時間という概念を持っていなったゆえに、未完の作品を多く残した理由としている。
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