未来住まい方会議 の商品レビュー

YADOKARI(著者)

2020/03/29

大きな家を建てて、そのローンを返すために片道1時間以上かけて都市の職場に通い、終電まで働く。帰ったら家族は寝ている。
そんな仕事に制約される生活は本当に幸せなのかと考え直すきっかけになった。

あえて、仕事は後回しにして考えてみる。まず自分の理想の生活をイメージし、最後のピースとして仕事を当てはめてみるという発想は、画期的だと思う。これからの時代、もっとそういう柔軟な働き方と多様な生活の仕方が広がってほしい。

2018/10/09

著者たちの挑戦と苦悩が綴られている。

中でも共感したのは自由を求めてもがき続けているところ。

そこにこの言葉が響いた。

「大人だからこそ、どうしたらやりたいことや好きなことを社会の中で表現できるか、現実化させて永続させられるのかをポジティブに考えたい。」

そして、住まいについての考え方。

「最初から条件を絞り込んで暮らしや住まいの選択肢を狭めるのではなく、まず純粋にほしいと思う暮らしを思い浮かべてみる。何よりも先に、ほしい暮らしを第一に優先する。

次に考えるのは、その暮らしに必要なものは何かということ。

仕事は最後に考えるくらいでいいのではないか。」

通勤時間やお金などの条件から絞ってしまうと本当に叶えたい暮らしから遠ざかってしまう。

条件から自由になり、理想を一度明確にする意味は大きいと思う。