上杉鷹山 リーダーの要諦 の商品レビュー
絵に描いた鷹山
ある新聞が全国の自治体首長に理想のリーダーについてアンケートをとって上杉鷹山が断トツの第一位だった。 で、理想とリーダーと上げた自治体首長は上杉鷹山のやり方を真似たりしたのだろうか?『絵に描いた鷹山』にしたのではないのか? せっかくジョン・F・ケネディ大統領が日本で最も尊...
ある新聞が全国の自治体首長に理想のリーダーについてアンケートをとって上杉鷹山が断トツの第一位だった。 で、理想とリーダーと上げた自治体首長は上杉鷹山のやり方を真似たりしたのだろうか?『絵に描いた鷹山』にしたのではないのか? せっかくジョン・F・ケネディ大統領が日本で最も尊敬する政治家に『上杉鷹山』を上げてくれたのに文献が見付からなかったって、どういうことなのだろうか?日本人記者がした質問のはずだか?? 上杉鷹山公は立派な方だが、この現代人との対比は…… ホントに同じ日本なのだろうか?
改
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小藩から、格式は高いが極貧の米沢藩上杉家の養子となり、藩主・隠居後の生涯にわたって藩政を改革した鷹山の働きと藩の状況。 第一章で全体を一度概観し、後の章では年代の順に詳細を説明、最後にポイントを整理している。 鷹山にまつわる歴史的記述にとどまらず、経営コンサルタントとしての著者がかかわった企業の実例や現代の動機づけ理論と対比させての説明には、時代が急に変わって少し戸惑うところもあったが、やる気・真心など、現代に通ずる改革の性格が分かりやすい。 鷹山については『代表的日本人』での名前と「為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」の言葉を知っていた程度だが、必ずしもスーパーヒーローではなく、失敗もあり、チームあってこその半面、尊敬すべき人柄であることも知ることができた。 物語ではないので、感情移入的な感動はなかったが、米沢の地を訪ねてみたいと思った。 16-94
Posted by
- 1