夫以外 の商品レビュー
全体的にあっさりしてる。今書店に平積みされてるブックカバーの印象とはちょっと違う。そういう感じと思って読み始めたから期待とは外れたけど、これはこれで良い。収録されてる中ではセカンドパートナーが一番余韻があって好きかな。
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「全話あざやかな逆転劇!」の帯書きに誘われて購入、随分と久々の新津きよみ。 主人公女性の来し方を多視点で描きながら・・・な感じなのですが、ミステリ??な作品の方が多く、ちょっと想定外でした。読み物としては楽しめます!
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真っ白な特別装丁のものを購入。 これはもうタイトル買い。シンプルだけどインパクトがある装丁に惹かれて、初めて読んだ新津きよみさんの本。 どんでん返しあり、叙述トリックめいたものあり、ぞっとするものあり、心が温まるものありで、バラエティに富んだ短編集だった。 巧いなぁと思いながらす...
真っ白な特別装丁のものを購入。 これはもうタイトル買い。シンプルだけどインパクトがある装丁に惹かれて、初めて読んだ新津きよみさんの本。 どんでん返しあり、叙述トリックめいたものあり、ぞっとするものあり、心が温まるものありで、バラエティに富んだ短編集だった。 巧いなぁと思いながらするすると読み進んで、あっという間に読み終わった。 純粋さゆえに突っ走ってしまう感情であったり、優しさの下にある打算であったり、夫の元妻に対する嫉妬と優越感であったり…女の怖さが満載であるところはやはり、女性作家特有のもののように感じた。女のことをよく知る女だからこそ書けるこの感じ。 怖いけどこのタイプの小説、私はきっと好きなんだな。無意識に結構選んでるところを見るに。怖いと思いながら読むのがスカッとするのかも。笑 どれか1つが突出して面白いというよりは、個人的にはどれも同じくらい面白く感じた。 それって何気にすごい。そういう秀作だと思う。
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新津きよみ氏の描く作品は、最初に、名前が出てこないで、私、夫等抽象的な言葉から話が進んで来る。 「夢の中」 何事にも、夢中になれなかった聖子は、夫に先立ったれて、遺産相続を会った事もない甥っ子に渡してしまう。 子供がいないせいで、甥に心惹かれ、養子に迄してしまうのだが、料理好き...
新津きよみ氏の描く作品は、最初に、名前が出てこないで、私、夫等抽象的な言葉から話が進んで来る。 「夢の中」 何事にも、夢中になれなかった聖子は、夫に先立ったれて、遺産相続を会った事もない甥っ子に渡してしまう。 子供がいないせいで、甥に心惹かれ、養子に迄してしまうのだが、料理好きな聖子の友人で、夫と姑への不満を持つ荻野美智子と共にミラノへと、行ってしまうのである。 最後にわかったことは、自分を夢中になってくれたのは、夫以外にはいなかったと、気づくのである。 他の作品も、退職した夫への不満のある妻が、軽い記憶障害を起こしてしまったりするのだが、、、嫁と姑との上手く共同生活できるような話が、あったりして、作者の上手な人物像が描けているように思われる。 ミステリーというのには、強烈な印象は無いが、大人の女目線からの日常生活が、考えもしない出来事ヘ発展していくところが、面白い。
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「夫以外」をモチーフにした短編集。 「夫以外」の男性という意味に限らず、「夫以外」の使い方がとても上手い。 最後の夫婦別姓の話は個人的に納得いかない。 しかし、主人公たちが孫もいるような年齢で、新津きよみさんも歳をとったのだなあ。 (図書館)
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主人公が自分と同世代の主婦なので共感が持てた 6話からなる短編集 タイトルを見て、夫以外の男性と…のようなお話なのかと思いきや、結婚にまつわるいろいろな人間模様、夫婦の身近に感じとられるお話だったのでとても共感を持てたし面白かった 第2弾、3弾と続いて欲しいです
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題名に惹かれて読み始めたが面白かった。大人の女性たちが主人公のミステリー集。普通の日常生活をさほど逸脱することなく進む物語に親近感を覚え、そしてどの短編も私の予想を常に裏切るラストシーン。とても楽しく読めた。
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様々な夫婦模様が描かれた短編集。 タイトルから、妻が『夫以外』の男と あんなことやこんなことをしてしまう物語かと思いきや、さにあらず。 『夢の中』の主人公が物語の最後に気づいた 『夫以外・・・』に続く言葉がとてもよかったです。 たとえ毎日顔を突き合わせていたって、相手の本当の姿な...
様々な夫婦模様が描かれた短編集。 タイトルから、妻が『夫以外』の男と あんなことやこんなことをしてしまう物語かと思いきや、さにあらず。 『夢の中』の主人公が物語の最後に気づいた 『夫以外・・・』に続く言葉がとてもよかったです。 たとえ毎日顔を突き合わせていたって、相手の本当の姿なんて本気で知ろうとしなければ見えてこないのかもしれない。 離婚したり、死別してからそのあとに見えてくる夫婦の本当の姿が胸に沁みました。
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夫という名が付かない男も気になる時はある。夫という名が付いても気に入らなくなる時もある。そんなものかも、ヒトという生き物は 。
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表4の紹介文に書いてあった“驚きのラスト”の文字に惹かれて購入。ミステリーと書いてあるが、読むとそんな印象ではない。しかも大したドンデン返しがあるわけではない。 ただ、たしかに手法はミステリーだ。叙述もあれば、倒叙もあったりする。 謎を楽しむよりも、女性たちの生き様を楽しむのが正...
表4の紹介文に書いてあった“驚きのラスト”の文字に惹かれて購入。ミステリーと書いてあるが、読むとそんな印象ではない。しかも大したドンデン返しがあるわけではない。 ただ、たしかに手法はミステリーだ。叙述もあれば、倒叙もあったりする。 謎を楽しむよりも、女性たちの生き様を楽しむのが正しい読み方だろう。
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