進撃の巨人(19) の商品レビュー
エレン奪回作戦以降、本作は登場人物の内面及び政治的駆け引きに関する描写に重点を置いていたが、今巻では久々に戦闘シーンが登場。そして長らく明かされていなかったマルコの死の真相は、まさに涙なくして語れないエピソード。彼は巨人と闘い、力及ばず敗れて死んだのではない。同期に裏切られ、深く...
エレン奪回作戦以降、本作は登場人物の内面及び政治的駆け引きに関する描写に重点を置いていたが、今巻では久々に戦闘シーンが登場。そして長らく明かされていなかったマルコの死の真相は、まさに涙なくして語れないエピソード。彼は巨人と闘い、力及ばず敗れて死んだのではない。同期に裏切られ、深く傷ついて死んでいったのだ。そしてついに一連の事件の黒幕が登場したことで、ストーリーは今までの「人間vs巨人」から、権力闘争を伺わせるものへと変わっていく。ライナーらを統率する「獣の巨人」ことジーク兵士長の正体とその狙いは何か?アルミンがベルトルトとの対話で口にした「悪魔の末裔」とは?この作品は単なるバトルものではない。今までのように「悪」対「正義」という視点に拘ると、作者の言いたいことを誤解するかも知れない。
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16(復習)~19巻読了。面白かったー! 19巻は絶体絶命みたいなところで終わっちゃったよ…どうなるの?! 2016/05/13
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遂に始まった人類と巨人側との総力戦。75話冒頭の見開きがいい味出してるね 今回の戦いは正に正面衝突。これまでの人類と巨人の戦いでは巨人に関する知識の差が人類側の不利を齎していたけど、今回ばかりは巨人に関する知識の差は問題にならず 単純に開戦までにどれだけの仕込みが出来たか、相手...
遂に始まった人類と巨人側との総力戦。75話冒頭の見開きがいい味出してるね 今回の戦いは正に正面衝突。これまでの人類と巨人の戦いでは巨人に関する知識の差が人類側の不利を齎していたけど、今回ばかりは巨人に関する知識の差は問題にならず 単純に開戦までにどれだけの仕込みが出来たか、相手の戦術を理解できているかが問題となってくる だから人類側は初手で絶対に奪われてはならないエレンを囮に使うなんて奇策に打って出ることも出来る。どちらかがリードしているというわけではなく、単純に実力差や準備の差が顕著になる 特に巨人側が知らぬ知識の武器として登場する雷槍のインパクトは凄いね 以前戦った際は鋼の巨人に傷を付けることは難しく、それ故にエレンは攫われてしまった。けれど、今回はライナーの知らない武器として登場した雷槍によって彼をあと一歩の所まで追い詰めるのだから非常に爽快感溢れる展開に この流れでライナーを倒せていれば良かったのだけど…… ここに来て知識などとは無関係な、ある意味根性論のような奥の手を使うとは…… 流石に卑怯だと言いたくなるね… そんな戦いの中で描かれるエルヴィンの心中 彼の欲や夢は打倒王政編が始まった辺りから深掘りされるように成ったのだけど、もうすぐ真実が明かされるという段に来て、かなり深い部分まで描かれた 人類のために心臓を捧げる調査兵団の中でひたすらに自分の夢のために戦い続け、今では兵士たちの命を使う側に成ったエルヴィン。騙し死なせた仲間たちが死体となって自分を見ていると判っていても夢を追う気持ちを捨てられないエルヴィンの在り方 歪では有るが、やはり彼が居なければ調査兵団はここまで辿り着けなかったんだよなぁ…… そう言えば、ようやくにしてマルコの最期が描かれたね ミステリでは真実を知りすぎてしまった者は始末される展開は数多く有るけれど、彼もその類でしたか この時、三人がそれぞれの形で罪悪感を抱いたのだと表情から判るね。この一件が後々にライナーやアニのメンタルに影響を及ぼしたのだと察せられるけれど、唯一ベルトルトだけは罪悪感が少なかったようで それどころか、今回の戦いに臨むに当たり、メンタル面も強化されているように感じられる。 アルミンの口車に乗らないどころか、非常に落ち着いて会話する姿は以前の彼とは全く異なるものだね 意識が変わったと言えば、ジャンにも言及したくなる 彼はトロスト区襲撃の頃から口火を切る役となることが多くなっていた人物なのだけれど、ライナーを殺さなくてはいけない段階になって躊躇の心を示す同期に対して、ジャン自身も同様の心を持ちつつ「やるぞ!!」と声を上げる そこまで目立つシーンではないけれど、彼の成長と覚悟を感じられたシーンでした
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
進撃にどハマリした切欠が、山奥の同郷組とファンの間で呼ばれるライナー・ベルトルト・アニの3人に張り巡らされた伏線だったので、ああついに、ついに来たか……という感じです。マルコの最期の表情が、焼きついています……。 そして嘘予告続くんかい!!!!!本編のドキドキと苦しい気持ちを嘘予告で吹っ飛ばす、諫山先生流石です。
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きちんと終わりに向かっている感じがして好感。 マルコの死の真相がまさかここで明らかになるとは思わなかった。 エレン達よりも、むしろライナー、ベルトルト、アニ達の精神状態の方が心配。 あと5巻くらいでスッキリ終わってくれるといいな。
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久々の巨人との戦闘メイン。その中にもメインキャラクターの葛藤や信念などがうかがえるシーンをちりばめられており、いよいよ終盤なのかと感じられる。 巨人の謎とは、どんなものなのだろう。 次巻が待たれるところ。
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エレン対ライナー。 待ってましたとばかりに、巨人同士の劇バトルッ! 人類の新武器「雷槍」も期待が持てる。 マルコの死の真相は予想通り。 それに至るまでの過程が心苦しい。
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うああハンジさーん! てかこれ、普通に絶体絶命だろ! これまでも何とか生き延びてきたとはいえ、このマンガ、主要人物がサクサク死ぬから油断できん!
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ライナーとエレン母の死に際のセリフが全く同じというのがとても皮肉。結局人類側は悪なのだろうか。ライナーたちの話を聞いてるとどうやら過去に何かがあったらしいけど。ただまあこの作品の登場人物って元々善悪では動いてないのよね。どちらかというと自らの欲求に突き動かされてる感じがする。団長...
ライナーとエレン母の死に際のセリフが全く同じというのがとても皮肉。結局人類側は悪なのだろうか。ライナーたちの話を聞いてるとどうやら過去に何かがあったらしいけど。ただまあこの作品の登場人物って元々善悪では動いてないのよね。どちらかというと自らの欲求に突き動かされてる感じがする。団長も「人類のため」ではなく(ゼロではないだろうけど)何より自分自身が知りたいからこそ生きてきたのだろうと思う。
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いろいろと明らかになる巻だった。 個人的には、ハンジさんどうなんのと気が気じゃない。 あと嘘予告のネタがwwww
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