AIの遺電子(01) の商品レビュー

山田胡瓜(著者)

2016/05/03

連載を雑誌で追ふのもいいけど単行本で一気に読むとまた……いいんですよ……
かなり白い紙面でそこは雑誌掲載時の印象とあまり変らないが、手抜きではなくむしろそれが作品にあつてゐる

2018/07/09

人工知性が完全にヒトと共存する社会で、ヒトとヒューマノイドとの違いを描く連作。
完成度がとても高いと思う。
特に10話海の住人が秀逸。
今後にも大いに期待。

2016/04/16

帯に近未来版ブラックジャックとあるように主人公は幼少の頃のブラックジャックの脳のバックアップからヒューマノイドの医者になったようなキャラ、かつシュチュエーションも人間の患者からヒューマノイドの患者に変わっただけでよく似ています。ですが、ヒューマノイド（人工知能）を患者とすることで、逆に人間とは何かを鋭く描いているように感じます。とりわけ、第１話バックアップは素晴らしいの一言です。

2016/04/11

近未来ＳＦ短編って素晴らしいですよね……。
「バックアップ」「かけそば」「ポッポ」「恋人」「富豪の秘密」「ベスト」「ピアノ」「ミチ」「夢のような母性」「海の住人」。
「ベスト」や「夢のような母性」もいいけど、やっぱり「バックアップ」が一番好きだなあ。

2016/04/10

医者と助手が一話完結型の展開で、人間とヒューマノイドの強制する近未来社会におこりうる問題を提起する。
漫画としてはかなり描き込みの少ないが、余白に空気がまとう作品。スキエンティアとも少し似ている。