Classica Grammatica Latina(標準ラテン文法) の商品レビュー
理学部の学生にはラテン語の授業を受講する資格がなく、もぐっていました。はじめのうちの、予習も復習もせずに話を聞いてるだけの耳学問が楽で良かった。でも、先生が人数分用意したプリントが足りなくなって、「僕もぐりなので要らないです」と勇気を出して返したら、先生は親切にも、「君もせっかく...
理学部の学生にはラテン語の授業を受講する資格がなく、もぐっていました。はじめのうちの、予習も復習もせずに話を聞いてるだけの耳学問が楽で良かった。でも、先生が人数分用意したプリントが足りなくなって、「僕もぐりなので要らないです」と勇気を出して返したら、先生は親切にも、「君もせっかくだから当ててあげるよ。ここに名前を書いてください」とおっしゃり、名簿の一番下に僕の名前が載ってしまうことに。こうなると毎週予習してこなきゃならない。これがけっこう負担になってしまって。もう一人のもぐり学生(理学部生物学科)もこなくなってしまったし。文学部1年の人たちに、理学部の2年は腑抜けだと思われてしまうかも知れないのが悔しいけど、僕もこの辺でドロップアウトします。先生ごめんなさい。先生の大学での最後の年の生徒になれて光栄でした。毎回のくだらないダジャレも好きでした。『ダジャレで覚えるラテン語』、ぜひ書いてください。ラテン語については長い間、新書一冊をぱらっと読んだだけの知識だったけど、どんな言語かということについて、だいたいの雰囲気はこの3カ月でつかめた気がします。もっと厳密な言語だと思ってたけど、名詞と形容詞の区別がつきづらかったり、目的語がどれか意味を考えないと判定できなかったり、、、何のための格なんだよと少し思ってしまった。この本については、白水社らしいというのか、かなりシンプルです。せっかくラテン語なんだから、有名な文章を問題にしてもいいのに。
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