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幕末!疾風伝 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/11/05

明治維新は、ある種狂気にはしる幕末の志士が、大きな時代のうねりのなか、新しい時代に向けて、殺戮を繰り返した。 この時代を描くに際して、大して腕が立つわけでも、頭が切れるわけでもない、だが、生き残ることにかんしては、やけに鼻がきく松浦佐太郎を主人公に持ってきた。 ストーリーテラーと...

明治維新は、ある種狂気にはしる幕末の志士が、大きな時代のうねりのなか、新しい時代に向けて、殺戮を繰り返した。 この時代を描くに際して、大して腕が立つわけでも、頭が切れるわけでもない、だが、生き残ることにかんしては、やけに鼻がきく松浦佐太郎を主人公に持ってきた。 ストーリーテラーとして、おそらくは、現代人の我々の分身なのだろうか。 単純な英雄ではない。あの薩摩、長州の熱狂、惨虐さは何だったんだろう。

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2021/01/10

ドラマチックな幕末。有名な志士を主人公にした小説は数あれど、普通の武士の視点のほうがある意味でリアルなのかも。

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2016/09/15

まるで歴史年表を目で追っているだけのような感覚。 ただただ流されるだけの主人公に何の魅力もなく、それでいて歴史上の重要人物と数多くの交流を持っていくという、あまりにも安易な展開。自ら疾風となることのない主人公をして「疾風伝」とはタイトルに偽りあり。 「桃山ビートトライブ」や「青嵐...

まるで歴史年表を目で追っているだけのような感覚。 ただただ流されるだけの主人公に何の魅力もなく、それでいて歴史上の重要人物と数多くの交流を持っていくという、あまりにも安易な展開。自ら疾風となることのない主人公をして「疾風伝」とはタイトルに偽りあり。 「桃山ビートトライブ」や「青嵐の譜」と同じ人が書いたとはとても思えない。天野さん作品の当たりはずれの大きさには驚くばかりだ。

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2016/08/12

時は幕末。 倒幕だ佐幕だ攘夷だ開国だ…と意識の高い周囲の連中のなかでうんざりした日々を過ごしていた江戸深川の浪人・松浦佐太郎。 だが、猫に襲われていたところを救ってやった縁で、謎の志士に「勤皇」という思想を吹き込まれ、覚醒する!?高杉晋作や桂小五郎、坂本龍馬ら偉大な人物との出会い...

時は幕末。 倒幕だ佐幕だ攘夷だ開国だ…と意識の高い周囲の連中のなかでうんざりした日々を過ごしていた江戸深川の浪人・松浦佐太郎。 だが、猫に襲われていたところを救ってやった縁で、謎の志士に「勤皇」という思想を吹き込まれ、覚醒する!?高杉晋作や桂小五郎、坂本龍馬ら偉大な人物との出会いを通じて、幼馴染の寿々も驚くほどに変わっていく佐太郎。 しかし、維新を最後まで見届けようとした男は、革命の渦中で大きな矛盾に気づいてしまう―。 幕末、万歳!!

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2016/05/10

主人公の流され方が半端ない。 現代の若者もかくやと言うほどの流されっぷり。(笑 と、傍から見てると言えるけど 当時の彼らの中に、こういう人って少なからずいただろうし、 自分自身もそうじゃなかっただろうとは言い切れない。 そもそも集団のなかの皆が皆、立派だったり確固たる思想を持った...

主人公の流され方が半端ない。 現代の若者もかくやと言うほどの流されっぷり。(笑 と、傍から見てると言えるけど 当時の彼らの中に、こういう人って少なからずいただろうし、 自分自身もそうじゃなかっただろうとは言い切れない。 そもそも集団のなかの皆が皆、立派だったり確固たる思想を持ったひとばっかだったりするわけないもんね。 尊敬こそできないけどさ、心境はわかんないでもない。 むしろ、まず「死なない」ことに主眼を置いたとことかは共感する。 その挙句、ラストに辿りついたんなら上出来な人生なんじゃないの?

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2016/04/28

時は幕末。 江戸深川の長屋に住む青年が 隣に移り住んできた浪人に感化され 攘夷、倒幕への道に。 龍馬や沖田など見知った人物が次々出てくるのは面白いが ただ流され堕ちていく様が哀しく 後半は読み飛ばしたくなるほどだった。 勿論こちらの方が現実に近いのだろうけど。 福島の人間として...

時は幕末。 江戸深川の長屋に住む青年が 隣に移り住んできた浪人に感化され 攘夷、倒幕への道に。 龍馬や沖田など見知った人物が次々出てくるのは面白いが ただ流され堕ちていく様が哀しく 後半は読み飛ばしたくなるほどだった。 勿論こちらの方が現実に近いのだろうけど。 福島の人間としては やはり長州は…。 【図書館・初読・4月28日読了】

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