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反米という病 なんとなく、リベラル の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2019/05/13

「なんとなく、リベラル」というそのネーミングだけで満点だ。 西部氏との付き合いや、退官の経緯など、詳しく書かれている。 しかし、昔松原隆一郎氏に聞いた話と、若干違うような気がするが、ま、いいか。 モーグルとか、よく行きました。 井上章一が、研究者が置かれた環境から思想を追う、...

「なんとなく、リベラル」というそのネーミングだけで満点だ。 西部氏との付き合いや、退官の経緯など、詳しく書かれている。 しかし、昔松原隆一郎氏に聞いた話と、若干違うような気がするが、ま、いいか。 モーグルとか、よく行きました。 井上章一が、研究者が置かれた環境から思想を追う、みたいなのを目指していたとか。 それって、まんま構造主義じゃないか。

Posted byブクログ

2018/10/20

作者のあとがきで、この本の原稿は出版直前で没になり、さらに2つの出版社からも断られたとあるように、生みの苦しみを体験している難産書です。 そして、まじめに(?)「なんリベ」を論じているのは全10章立ての5章くらいまでで、あとは知識量にものを言わせた雑文ですが、その雑文の方が面白...

作者のあとがきで、この本の原稿は出版直前で没になり、さらに2つの出版社からも断られたとあるように、生みの苦しみを体験している難産書です。 そして、まじめに(?)「なんリベ」を論じているのは全10章立ての5章くらいまでで、あとは知識量にものを言わせた雑文ですが、その雑文の方が面白いというのも皮肉です。 特に、人の悪口を言わせれば名人芸なので、俎上にあがった西部邁(最近、自殺しましたが、この本で既に彼には自殺願望があったと予言しています)や佐藤優の人物評が面白かった。 そして、ミリオンセラー(100万部)といえども、その数は日本人の大人人口の1%でしかないという指摘から、政治について一家言を持つ人たちもこの一部でしかなく、自分たちがこれほど安倍政権を批判しているのに選挙のたびに自民党が勝つのはなぜだといらだっているが、それはこの人口構成を理解していないからだ、という緒言は当たり前ですが見事です。

Posted byブクログ