太宰治100の言葉 の商品レビュー
好きな作家、太宰治。同郷というバイアスもあるのだが、それ以上に人間を洞察する力、諦観というか、生きてることに常に疑問を持つような、真摯な姿勢が好きなのだ。 100の言葉、的な書籍は取っつきやすくて直ぐ読めちゃうんだけど、どうしても作家が発した言葉そのままでなくて、監修者の切り取...
好きな作家、太宰治。同郷というバイアスもあるのだが、それ以上に人間を洞察する力、諦観というか、生きてることに常に疑問を持つような、真摯な姿勢が好きなのだ。 100の言葉、的な書籍は取っつきやすくて直ぐ読めちゃうんだけど、どうしても作家が発した言葉そのままでなくて、監修者の切り取りが発生してしまう。 作家の生の言葉を味わうなら、やはり本編を読むしかないのだ。 学生の頃、何度も読んだ作品もあるが、最近読んでないな。太宰治。読むかな。
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寂しさ、暗さの中にある、太宰の強さを垣間見ることが出来る100の言葉達。とにかく写真が多く、いろんな表情の太宰を見ることが出来る一冊。
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共感出来る部分が有りすぎて、辛過ぎた。太宰さんは他人に凄い優し過ぎるのもあったんだと思う。人の愛し方って難しい。 真っ当な生き方してる人からしたら 「何やってんだよ…」という感じなんだろうけど、憎めない。強いんだか弱いんだか、いまいち分からなくて、何処か強がってるようにも見えるん...
共感出来る部分が有りすぎて、辛過ぎた。太宰さんは他人に凄い優し過ぎるのもあったんだと思う。人の愛し方って難しい。 真っ当な生き方してる人からしたら 「何やってんだよ…」という感じなんだろうけど、憎めない。強いんだか弱いんだか、いまいち分からなくて、何処か強がってるようにも見えるんだよね。
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この手の本は何番煎じだ?って本ですがダザイスト2年目の新参者ゆえ簡単にホイホイされてしまうわけです。太宰の名言集としては「ダザイズム」と山口智司さんの2冊の本(「生まれてすみません 太宰治150の言葉」「肉声 太宰治」)のほうが、本の構成や言葉のチョイスなど「刺さる」しユーモアを...
この手の本は何番煎じだ?って本ですがダザイスト2年目の新参者ゆえ簡単にホイホイされてしまうわけです。太宰の名言集としては「ダザイズム」と山口智司さんの2冊の本(「生まれてすみません 太宰治150の言葉」「肉声 太宰治」)のほうが、本の構成や言葉のチョイスなど「刺さる」しユーモアを感じるのですが、この本も悪くないです。アマゾンの紹介文に「写真が満載なので写真集としても楽しめます」と書いてあったが、やっぱり需要あるんだ…太宰の写真集…私も買っちゃったけどね!もう一工夫ほしかった本です。でも太宰の写真眺めてるだけで幸せ。
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『150の言葉』と比べると一つひとつの言葉が長め。だがそれに合った解説と写真付きなので、別な角度からも楽しむことが出来る。写真集と言っても過言ではないだろう。また作品以外からも選ばれているので関心意欲がくすぐられる。こういう所から一歩一歩入っていきたいね。
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太宰は人間の弱い部分を全て背負ったかのように生き、それと向き合いつづけ、小説を残してきたように感じた。しんどい。だからこそ、太宰の作品は素晴らしい。
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