女の教養 の商品レビュー
初版が昭和41年であるが、全然時代を感じさせない女性像がいい。こういうのを真理というのかな、という気にさえなる。男性の著作であるが、押しつけがましさや媚びたところもなく読みやすい。男性とはこうなんだよ、という語りもあるが、それもごく一般論的で素直に聞ける。結婚についての項では、美...
初版が昭和41年であるが、全然時代を感じさせない女性像がいい。こういうのを真理というのかな、という気にさえなる。男性の著作であるが、押しつけがましさや媚びたところもなく読みやすい。男性とはこうなんだよ、という語りもあるが、それもごく一般論的で素直に聞ける。結婚についての項では、美醜や貧富で幸せのランクが変わるのではない、幸せは相手に求めるものではない、類は友を呼ぶ法則など。はしがきの、教養があるということは単に知識をゆたかに備えているということではない、の始まりの対語はなかなか奥が深い。
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