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日本幻想文学集成(23) の商品レビュー

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2014/01/19

岡本綺堂の怪異譚を読むと、江戸・明治時代が地続きとして感じられる。近代的な空想の産物ではないが、江戸の時代は遠くなってしまったことを知っている語り手。杉浦日名子と泉鏡花の間をつなぐひとといった感じがする。それなりに話の筋が通っているようであったり、投げ出されたような感じがしたり。...

岡本綺堂の怪異譚を読むと、江戸・明治時代が地続きとして感じられる。近代的な空想の産物ではないが、江戸の時代は遠くなってしまったことを知っている語り手。杉浦日名子と泉鏡花の間をつなぐひとといった感じがする。それなりに話の筋が通っているようであったり、投げ出されたような感じがしたり。ときどき引っ張り出して読むのがたのしい。

Posted byブクログ