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ハーレーじじいの背中 の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2023/11/24

家に寄りつかない祖父と孫娘の家出旅。知らなかった祖父のこと、家族のこと、色々なことを知って少女は少し大人になる。おじいちゃん格好良いなぁ。

Posted byブクログ

2023/04/02
  • ネタバレ

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すごく好きだった。 若い頃にありがちな視野の狭さと、何歳になっても願う「ここではないどこかへ行きたい」気持ち。行って帰ってくるストーリー。 状況は変わってないけど視野が開けて生きやすくなった。 なんつーか、他者理解の大切さがひたすら続いてく感じだったな。 こうやって書くと安っぽくなるけど、実際しょっちゅう現実で繰り返してるもんね。 嫌われてると思ってた、とか。実際に話してみないと、本当はどう思ってるのか分かんないのに。 お母さんとお風呂入るところで泣いちゃった。 とにもかくにも晴じいがファンキーで格好良くて。清子ばぁちゃん、幸せ者だなぁ。

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2022/12/24

初めての坂井希久子さん。 タイトルで あー読んでみよう。と思ったけど… 読み始めたら、ウーン。 ところどころ感動部分はあったけど、どこかで読んだことあるなぁ〜の連続でモヤモヤ。登場人物が全体に緩くて…いろんな本から出てきた主人公たちでストーリーを作ったって感じがしてしまった。 ...

初めての坂井希久子さん。 タイトルで あー読んでみよう。と思ったけど… 読み始めたら、ウーン。 ところどころ感動部分はあったけど、どこかで読んだことあるなぁ〜の連続でモヤモヤ。登場人物が全体に緩くて…いろんな本から出てきた主人公たちでストーリーを作ったって感じがしてしまった。 文章は読みやすかったから、他のも読んだら、また印象は変わるかな?

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2021/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「晴じいはきっと私を搜してくれる。たとえ私が、自分を見失っていたとしても」 ハーレーを乗り回す、カッコよくてファンキーな祖父との夏の逃避行を描いた物語。 卒業後の進路や友人関係など悩みの尽きない高校3年生の真理奈。そんな鬱々とした日々をおくる真理奈の前に、ハーレーに乗って颯爽と現れたのは母方の祖父・晴じい。 この型破りな晴じいがとにかく魅力的。例えるならジブリ映画『紅の豚』のポルコ・ロッソ。 渋くてカッコいいんだけれど、照れるとカワイイところが何ともお茶目。 母方の祖母・清ばあや孫娘・真理奈に翻弄されているところもポルコそっくりで、女心をくすぐられる。 人生はこれから。可能性は限りない。なんだってなれる。どこにだって行ける。 勉強もできる優等生の良い子ちゃんの真理奈が、晴じいとの旅を通して少しずつ自分の殻を破って弾けていく様子が清々しい物語だった。

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2019/06/19

ハーレーに乗る爺さまと孫が、学校をバックれて放浪するっていう、ありさげだけど斬新なストーリーが、話しの粗削りさが目立った作品だったけど、その辺を差し引いても面白かった。ただこの手の作品にありさげな次への展開は望め無いかな。

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2019/06/12

決して不幸じゃないんだけど進路や家庭の悩みに押しつぶされてた東京の女子高生を、放浪癖で家族のはみ出し者だったおじいちゃんがハーレーで旅に連れ出す、爺と孫の自分探しの旅。青春の悩みとか家族愛も、ほどよく俗っぽく、ほどよくコミカルで爽やかに読めた。

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2019/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は3. 内容(BOOKデーターベース) 真理奈は高校三年生。自分が医学部を目指したばかりに、代々銭湯を営んでいた実家は廃業。大好きな母方の祖母・清ばあは惚けが進み、父とその両親は家でごろごろするばかり。おまけに学校では友人との三角関係に巻き込まれて息がつまりそう。そんな彼女の前に、母方の祖父・晴じいがごついハーレーに乗って現れた。真理奈をタンデムシートに乗せて晴じいが向かった先は―ヒロインの成長ぶりがみずみずしい!『ヒーローインタビュー』の著者が贈る青春家族小説 皆魅力的な人ばかりなんだが・・・話が綺麗すぎてしまい最後まで入り込めず。ぶっ飛びじいちゃんと優等生な孫を描こうとしているのはよく分かるのだが・・・唯一母の桃子のメチャメチャぶりはよかったが。。。

Posted byブクログ

2018/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思春期の悩める女子高生と、ちょっと不良なおじいちゃんがハーレーにタンデムで乗って旅するロードノベル。 ちょっと粗さがみえる展開もあるが、基本直球な青春劇で荒っぽさも味わいに見えてくるあたりが、坂井さんの筆が持っている個性かな?とにかく爽やかな気分と甘酸っぱい気分が充満していて、展開が読めてくる序盤以降はページを繰るたびに微笑みが止まらない!って気分になれる。 俺はどっちかというと、もう晴じいの側に位置する立場なんだが、晴じいよりも、入り婿である主人公のお父さんに共感が持てた。ワンポイントリリーフ的な脇役ながら、すごくいい仕事をしてて、こういう大人に俺はなってみたいと思えるキャラクターである。 しかし、若い子らに負担をかけないような生き方を、俺ら世代からでもできないものか?現役老人世代の一部やっかいな連中のような、醜い老い方をしないで舞台をそっと去るような、何がしかの仕組みを構築する事が俺ら世代の喫緊課題であり、今後のワークなのではないかと…。 まぁ、この本には書いてないような事が頭に浮かんだりしたわけである。

Posted byブクログ

2017/01/28

高校3年生の真理奈は進路のこと、家族のこと、友達とのことに悩んでいた。そんなところにたまにしか帰ってこない晴じいが突然現れた。今思うと小さなことで悩む思春期に、自分のまわりにこんな大人がいてくれたら心強いだろうと感じた。読み終わったあとは、すっきりした気分になれます。

Posted byブクログ

2017/01/21

家族関係や同級生の三角関係に巻き込まれて鬱屈としていた真理奈のもとにふいに姿を現した、風変わりな祖父の「晴じい」。勢いで真理奈はハーレーにまたがり全国を放浪する晴じいに連れられてどことも知らない場所へ向かってゆくことに… 思春期の鬱鬱としたやるせない思いを抱える主人公の心情がみ...

家族関係や同級生の三角関係に巻き込まれて鬱屈としていた真理奈のもとにふいに姿を現した、風変わりな祖父の「晴じい」。勢いで真理奈はハーレーにまたがり全国を放浪する晴じいに連れられてどことも知らない場所へ向かってゆくことに… 思春期の鬱鬱としたやるせない思いを抱える主人公の心情がみずみずしく、それでもいとしく思う家族への心情がとても温かい。やがて見えてくるハーレー乗りの祖父と惚けかけた祖母の親愛にはクライマックスにひたすら泣かされるばかり。 好きも嫌いも内包しているのが家族関係、その温かさが身に染入る小説でした。作者の作品らしく人物がみんな血が通っていて、イキイキした台詞回しが自然で巧いです。

Posted byブクログ