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「科學小説」神髄 の商品レビュー

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2021/03/15

野田宇宙軍大元帥のエッセイ。 この本、出版されたのが、1995年、初出がSFマガジンで 1966年~1969年。書かれている内容は1860年代のダイムノベルから 始まって、書かれた1960年代までのパルプマガジンを 中心にSFのあれやこれやを野田節で書きまくっている。 驚いたのは...

野田宇宙軍大元帥のエッセイ。 この本、出版されたのが、1995年、初出がSFマガジンで 1966年~1969年。書かれている内容は1860年代のダイムノベルから 始まって、書かれた1960年代までのパルプマガジンを 中心にSFのあれやこれやを野田節で書きまくっている。 驚いたのは、アメリカのSFファンジンのドロドロの 覇権争いだ。 純粋なSFファンが集まって趣味を謳歌 しようとしてるだけなのに、醜い争いが起こるのが 悲しい。 でも、これは、SFに限った事じゃないよね。 当時のSF小説の解説や内容紹介が楽しい。 この時代の作品は現在では、読みたくても新刊はで 無いに等しい。 古本で探して、買うので次の作品を探すのに役に立つんだよね。 何時かは、野田昌弘文庫に行って、直にパルプマガジンを 見てみたいな。

Posted byブクログ

2009/10/04

アメリカパルプSFをメインに据えたエッセイ集……と言うより、 30年以上前の『SFマガジン』に連載されていたエッセイの単行本と書いた方がわかりやすいかな。余計わかりにくい? そんな前に書かれたものでも、内容は別段古く感じないし、何よりアメリカSF初期の流れを見るにはわかりやすい。...

アメリカパルプSFをメインに据えたエッセイ集……と言うより、 30年以上前の『SFマガジン』に連載されていたエッセイの単行本と書いた方がわかりやすいかな。余計わかりにくい? そんな前に書かれたものでも、内容は別段古く感じないし、何よりアメリカSF初期の流れを見るにはわかりやすい。 この領域に踏み込もうとする輩には、いい入門書になると思う。 個人的には、フィンレイやボク、パウルなんかのパルプ画家の紹介エッセイを豪華イラスト多数の単行本にまとめて欲しいね。 それにしても、なんで『SFマガジン』のエッセイってみんな他社から単行本になるんだろ?

Posted byブクログ