家族が片づけられない コミックエッセイ の商品レビュー
他人事ぢゃないのよ。 娘の部屋が汚いのよ。 と読んだ本。 ぃやぃや、どんな気持ちがあろうとなかろうと やっぱりこざっぱりと暮らすに越したこたぁないよ? ちょっと家族との軋轢があったって そこは揺るがないで良かろうもん。 読む前は 家族が家を片付けられない 話かと思ってたら 著者...
他人事ぢゃないのよ。 娘の部屋が汚いのよ。 と読んだ本。 ぃやぃや、どんな気持ちがあろうとなかろうと やっぱりこざっぱりと暮らすに越したこたぁないよ? ちょっと家族との軋轢があったって そこは揺るがないで良かろうもん。 読む前は 家族が家を片付けられない 話かと思ってたら 著者さんが家族を片付けられない お話やったんね。 良くも悪くも、著者さんは気持ちが細やかなかたなんやろねぇ。
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最近流行りの片付け術(ハウツー本)のコミック化と思ったら、違った。 主に掃除、断捨離の方法論だが、それをコミック(図解)しているのは冒頭だけで、後半は部屋が片付けられない・ゴミ屋敷化してしまう人間――家族関係の問題についての、コミックエッセイだった。 伊藤 勇司 『部屋は自分の心...
最近流行りの片付け術(ハウツー本)のコミック化と思ったら、違った。 主に掃除、断捨離の方法論だが、それをコミック(図解)しているのは冒頭だけで、後半は部屋が片付けられない・ゴミ屋敷化してしまう人間――家族関係の問題についての、コミックエッセイだった。 伊藤 勇司 『部屋は自分の心を映す鏡でした。』(http://booklog.jp/item/1/4537213396)にあるように、そこに不安な心の重荷を垣間見る―― 著者は必死になって片付けるが、それにより家族の心の闇をぶつけられてしまう。 弱い母親、無関心な弟妹は掃除などがデキる姉に対して、コンプレックスを持っている――それを当人たちも自覚している。 最も、著者も自覚しながら「くどくど言ったり」してしまうため、それを誘発しているのだが―― 著者以外、誰も片付けない不満を、著者自身も抱えている。 そうした家族の「心の闇」の実録であり分析している。 それに絡み、著者は、牧野智和『日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ』(http://booklog.jp/item/1/4326653930)で指摘される、片付けが自己実現の手段である事を自覚している。 「片付けでスッキリし、価値観が変わった、家族が変わった!」というフィクションは無い。 まだ何も変わらない、それでも何か変わるかも知れない日常でしめくくられる。
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