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「新テスト」の学力測定方法を知るIRT入門 の商品レビュー

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2024/11/10
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仕事内容に関わって興味を持ち読破。 本書では、IRT(項目反応理論)とは学力を数値化する測定の理論の一つと紹介されている。 従来の100点満点のテストとの大きな違いとして、以下のような点が挙げられる。(自分的4つ) ①異なる問題からなるテストの結果を比較可能 ②視力検査のように学力を推定 ③全体正答率10%〜95%の問題を使用 ④問題ごとに困難度(正答率50%となるかつ受験者の学力を表す学力θ)、識別力(正誤者を見分ける働きの大きさ)、点双列相関係数(問題の正誤とテストの合計得点との相関)が設定される。 *点双列相関係数は、0.2が上回ることが必要とされている。 上記①こそIRTの最大の魅力だと思う。 学年や場所に関係なく共通の物差しで学力を測定できるとすると、個人内評価(学力の変容も しかし、本書にもあるように、IRTを用いたテストを行うには、膨大な時間、人手、費用(もちろん問題も)が必要である。 個人でどうこうできるものではなく、どこかの組織として進めていくことでICTを用いたテストが実施可能になる。 専門書であり入門書。 なんとなくICTについて基本的事項は押さえることができたと思う。

Posted byブクログ

2020/12/20

IRTに興味があったので読んでみました。 テストの目的や学力測定の過程について、とても丁寧に述べてある本なのですが、肝心のIRTについては、あまり触れられておらず、そこが物足りませんでした。 とはいえ、著者としては、IRTについて詳しく説明するよりも、まずはそこに至る過程を重視し...

IRTに興味があったので読んでみました。 テストの目的や学力測定の過程について、とても丁寧に述べてある本なのですが、肝心のIRTについては、あまり触れられておらず、そこが物足りませんでした。 とはいえ、著者としては、IRTについて詳しく説明するよりも、まずはそこに至る過程を重視していると思われるので、やむを得ないのかもしれませんが。 IRTについては、もう少し詳しいことが知りたいので、他の本にもあたってみたいと思います。

Posted byブクログ

2016/05/07

いやー、これはいい!まさに僕のためにあるのではないかと思われる本。 僕の知識・知的レベルにぴったり。IRTおよび「テスト」ということについて、これ以上の入門書はないね。ほんとに役に立った。 まあ逆に言えば、そこそこIRTを知っている人にはまったく物足りないだろうし、全然知らない...

いやー、これはいい!まさに僕のためにあるのではないかと思われる本。 僕の知識・知的レベルにぴったり。IRTおよび「テスト」ということについて、これ以上の入門書はないね。ほんとに役に立った。 まあ逆に言えば、そこそこIRTを知っている人にはまったく物足りないだろうし、全然知らない人にはひょっとすると意味不明の部分が多いかもしれない。

Posted byブクログ