卒論を楽しもう の商品レビュー
初めの方を読んでいる間、これは大学1年生に薦めたいと感じました。卒論なんてまだだろ、と思うかもしれませんが、これ読んでいたら、もっと1、2年の時本読もうって思ったなあって。 もちろん卒論、というテーマなのでグリム関係なく大学3,4年生の文学部の生徒は必須なのでは、という内容です。...
初めの方を読んでいる間、これは大学1年生に薦めたいと感じました。卒論なんてまだだろ、と思うかもしれませんが、これ読んでいたら、もっと1、2年の時本読もうって思ったなあって。 もちろん卒論、というテーマなのでグリム関係なく大学3,4年生の文学部の生徒は必須なのでは、という内容です。心理やジェンダーいろんな面でグリム研究は面白いです。もっと早く読みたかったです。 そして真ん中にすすむにつれて驚くことが起きます。なんだか涙が出るのです。 野口教授の生徒の過去と未来が垣間見れるような、きっと本当に真剣にこのゼミを取り組んだんだろうなと思いました。 そして野口教授のような人が大学に増えればいいのに、とも感じました。 なので、これは大学教授、普通の大人の方にこそよんでもらいたいです。 若者の批判ばかりではなく、大人としての見本を見せたら、きっと無駄ではない大学生活を送れるんじゃないでしょうか。 たくさん参考文献も載っていたので、興味あるものを読んでみたいと思います。卒論どうしようと悩んでいたので、書き方も詳しく書いてありものすごくためになりました。はじめに教授がおっしゃっていた通り、なんだか楽しみになれる本であり、自分に足りない部分も見つけることができる本でした。
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