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戦雲の夢 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2025/01/07

長曾我部盛親の生き様を描いた物語。 何の為に生まれ、何の為に生きるのか? 物語の最後で答えを見つけたが…

Posted byブクログ

2024/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長宗我部盛親の話。 よかった!! というか、こういった儚い、戦場に散っていく物語は切ないけど、好みです。 父 元親の物語を読んでいるとどうしても長男 信親の死が悔やまれるが今回、本作を読んで盛親にも感情を乗せることができた。 女性との色恋で、わちゃわちゃしてるシーンは個人的には不要だったかも? 父 兄 国 家臣 女性 友のような存在 人間ドラマが素晴らしかったし、悲運の中に戦に身を投じることが出来たのは救いでした。 関ヶ原〜大阪の陣 に関わる作品を色んな視点から読んでみたいです。

Posted byブクログ

2024/05/06

二代目の苦労が気の毒に思えました。 読み終わりました。 司馬遼太郎さんの作品としては、英雄的なところのない視点の作品かなと思いました。

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2023/11/27

長曾我部元親が主人公である「夏草の賦」を読んでから、山内一豊よりも長曾我部贔屓になったが「戦雲の夢」を読む事により更にそうなった。 飄々と時の流れに逆らう事なく生き、戦の場では迷う事もなく華やかに散る。 読み終えて清々しい気持ちになった。

Posted byブクログ

2022/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「喫茶は作法通りにするがよい」 「なぜ、作法通りにせねばならぬ」 「遊戯じゃ。人には欲望がある。欲望というのは、もともと生死につながっている。めしを食い、女をだき、憎い者を殺し、金をもうけ、土地をひろげ、人はその生死の欲望から片ときも離れ去るわけにはいかぬ。遊戯とは、生死の欲望から、人をわずかでも離れさせるための方術じゃ。遊戯には、さまざまのとりきめがあり、何も生死の大事と関係がない。茶の作法も、男女の遊びの作法も、遊戯にすぎぬが、遊戯のとりきめにおのれを縛りつけるときのみ、人は生死の欲望から離れることができる、作法通りにすればよい」 「作法の挙げ句の果てに、なにがある」 「堕落がある」 林豪はもう一度言った。 「堕落? わからぬなあ」 「欲望とは、生きることじゃ。遊戯によって生きることを忘れた人間を、世間では腑抜けという。つまり堕落じゃ。茶人、女極道、いずれも堕落人じゃな。

Posted byブクログ

2018/12/17

"自分に惚れこみ、自分の才を信じて事を行えば、人の世に不運などはあるまい" 最後の合戦がさわやかで泣けた。敗軍の将の生き様には心を揺さぶられてしまう。

Posted byブクログ

2016/03/11

土佐22万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原ののち、牢人の身に落ちた。再起を賭け大坂夏ノ陣に立ち上がったが。悲運の武将を描く。

Posted byブクログ