UFOはもう来ない の商品レビュー
アカン、こういう話・・・めっちゃ好きや~!!ワクワクする! 冷静に感想をw 確かにジュブナイルとしておもしろい。最初の1/4は展開が遅かったけど、以降は一気読みした。ちょっと難しめな話を読みたい小学校高学年~中学生に勧めたい。
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異星人とのファーストコンタクトもの。とはいえ著者らしい、過去のコンタクティや超常現象家への批判精神に溢れており(過去の物語にではない)、同時に、生物文化学的にというか科学的にというか、リアルであろうと描写しているSFなのが相変わらず凄い。 それに少年探偵団的なワクワクが足される...
異星人とのファーストコンタクトもの。とはいえ著者らしい、過去のコンタクティや超常現象家への批判精神に溢れており(過去の物語にではない)、同時に、生物文化学的にというか科学的にというか、リアルであろうと描写しているSFなのが相変わらず凄い。 それに少年探偵団的なワクワクが足されるから、ジュブナイル小説としても面白い。また、真っ当なUFO研究家ほどUFOの目撃話に懐疑的、というのは、何かと示唆的でもある。 最後の章で示される多様性への受容、寛容も、現代社会への批判なんだろうな。
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科学やオカルトなどのマニアックなネタが満載で読んでいてワクワクしてきます。 ただこの著者の作品は結構好きですが、この作品はちょっといまいちだったかな。
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長い話ながら、描かれるのはわずか数日間の出来事。壮大なスケールのSFを期待すると肩透かしを食うが、UFOに関する蘊蓄や小ネタは満載。「ET」から「幼年期の終わり」的な展開も最後はあっさり。巻末の解説が山本弘らしい。
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科学的でないことへの反論が随所に入ってる。 一部では、怒りを感じさせるくらいの勢いがある。 地球外知的生命体の描写は納得。
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文庫本化で再読。相変わらずの薀蓄とSFとしての知識を駆使して、高度成長時代気にあれほど多く目撃されたUFOが最近、来なくなった理由を描く話ではあるが、それが当事者たる異星人から語られるため、それはそれでファーストコンタクトであるが、ファーストコンタクト=明るい未来ではなく、異星人...
文庫本化で再読。相変わらずの薀蓄とSFとしての知識を駆使して、高度成長時代気にあれほど多く目撃されたUFOが最近、来なくなった理由を描く話ではあるが、それが当事者たる異星人から語られるため、それはそれでファーストコンタクトであるが、ファーストコンタクト=明るい未来ではなく、異星人に会いさえすれば終わると思っていた幼年期も終わらないという実に現実的な話となっている。
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この人にしか書けないんじゃないかってお話。膨大な蘊蓄と、凝り過ぎだろっていうほどの異星人の設定。それらによって支えられたとても濃密な文章でした。 ただ分厚い本のわりに、(少なくとも地上で起こっている)物語はそれほどダイナミックじゃない。設定を詰め込みすぎてスピード感が感じられなく...
この人にしか書けないんじゃないかってお話。膨大な蘊蓄と、凝り過ぎだろっていうほどの異星人の設定。それらによって支えられたとても濃密な文章でした。 ただ分厚い本のわりに、(少なくとも地上で起こっている)物語はそれほどダイナミックじゃない。設定を詰め込みすぎてスピード感が感じられなくなってしまっているのが、ちょっとだけ残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これまでの作品でもそうだが、異星人の会話で使われる特殊な比喩がいつも気に入っている。説明はないが、必ず意味は推測できる。今回、そこに大切な仕掛けがあって、最後は大きな溜息をついた。そうきたか。 冒頭で爆破予告ととれる描写があったが、最後に地球人側はメッセージを添削して何か希望を持つような雰囲気になる。それもまた伏線なのか、辻褄が合わないのか、が気になった。読み違いか?
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